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女子高のわたし普通科さくらんぼ
長き夜の普通の女を演じをり
黄落の只中普通という安堵
通過待つ案山子と普通列車かな
普段着で見ている刈田をゆく電車
柚子湯して化粧落とせば普通顔
名月や老母ひとりの安普請
普通食林檎のウサギ耳立てる
普遍的愛は晩秋の陽の匂い
神の自負鬱伏せ普通藤の実か
雁や壁に普陀落渡航の図
奇つ怪な石を拝んで七五三
じゃんけんのグーに負ける日鱗雲
初冠雪石の教会扉閉ず
誕生石艶めく並木秋の女
銀杏散る一茶の句碑の朱い文字
トパーズの色に恋せば月の雨
名湯の大理石踏む冷やかに
サファイアのやうな乙女の恋の秋
水晶の採れし谷間や照紅葉
懐炉持て強いる軽石て脆いか
柱状節理の渓は落鮎から暮れる
きらきらと日照雨来てをり文化の日
穂すすきを切って真昼のある入水
スカートの下はブルマー運動会
綿花散り芒空き巣スリ痴漢め
姦しき女ばかりの月見かな
風誘う三角点に松虫草
残業を終えて無月のほの明り
檸檬一顆掌に失楽の詩のページ
馬を曳く武人の埴輪黄落期
口角を上げる訓練鳥渡る
紫が好きなわたしの冬支度
★★★★
選句要領
特選◎1句
並選○3句
いつものようにコメントをつけて、宙虫へメールでお願いします。
もちろん選外評も大歓迎。
締切 11月8日(日)24時
急に寒くなってきました。
このままずっと寒いわけではないのでしょうが。
やはり冬はやってきますね。
今日は、コメントを書きながら、もう冬の気分でいます。
皆さん、気温の変化に気をつけて、次の結果発表でお会いしましょう。
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