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「力」
力走の夏美三等運動会
泣き虫のガッツポーズや草角力
はうれん草茹でて女の力瘤
立合の力士一瞬稲光
紙の力士の四股名は輪島そぞろ寒
芋煮るさキリン眼力猿にも胃
梨をもぐ白きかいなに力瘤
どんぐり落つ力石徹的街角
鳥渡る村社に苔の力石
靴底の弾力バッタの背にバッタ
「果物関連」
ベトナムのドライフルーツ色鳥来
島原の有の実育ち子守歌
丘一つ香りに包む葡萄園
つながらぬ記憶どこぞで落ちる柿
柔肌の吾は乙女の林檎汁
点鼻薬一吹き柿が赤くなる
雨ばかりではない雨午後の黒葡萄
台風や摘み取る色のまだ青く
梨狩やガイドに一個持ち帰る
駅に烏瓜在りうすらかに消え
「自由題」
水戸さまの奥のお庭の松手入
伝言板外されし駅小鳥来る
芒がな聞いた寝た息長きキス
愛しさを天の舅に秋茄子
石段に下駄を鳴らして秋祭
臆病風強し芒の風の中
秋蝶のつかず離れず象の耳
草もみじ踏んで背にする天守閣
ふかし藷母と昔の話かな
はらはらと木の実降るなり縄文土器
★★★
選句要領
特選◎1句
並選○3句
締切 10月20日(火)24時
吾郎あて直接メールで。
http://blog.goo.ne.jp/gororin_1956
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