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和を守る我慢という名の風船 泉
日本の平和続きぬ原爆忌 小玲
◎(典子)世界で唯一の被爆体験国の日本、広島と長崎の方々の哀しみ、戦争で逝ってしまわれた幾万のご冥福を祈ります。戦後の見事な復興を経て平和が続いていることに感謝です。
(選外)(泉)原爆ドームは圧倒的な力で、いつも私に迫って来ます。現在の平和に、感謝を忘れがちになりますが・・・。
山寺の和尚小僧と蝉時雨 典子
茄子一本湯葉一掴み和へて酒 幹夫
○(餡子)茄子と湯葉をあえるなんて乙なお料理ですね。お酒にぴったりです。お料理方法を教えて下さい。
◎(珠子)「うっそー」と思いましたが、豪快な料理とリズム感に惚れて◎。念のためネットで「茄子・湯葉」を検索したら、本当にあったではないですか!おいしそうですね。本当にいい句です。
○(小玲)茄子と湯葉を和えて肴の晩酌ですね。「一本」と「一掴み」という言葉の歯切れとリズムがとってもいいと思います。
◎(泉)「足るを知る」、心の平和に勝る幸せはありません。
余暇寝る日ハワイ平和は昼寝かよ 吾郎
○(泉)昼寝は最高ですね。ハワイで昼寝が出来れば、極楽でしょうか。
泰山木数限られし和定食 宙虫
久々の茶会和むや桐の花 徹
ころころと揺れて和蘭獅子頭 アネモネ
天道虫這わせて和む駐在所 珠子
○(幹夫)天道虫で遊んでいるのが署員だったら暇そうでそれは町の平和の証拠。それとも、迷子など来てお母さんが迎えに来るまで遊んであげているのなら心あたたまる光景だ。因みに天道虫は可愛いけれど害虫だそうだ。「柿の種に似て動かざるてんとむし」
○(典子)「♪ あなた〜とわた〜しが夢の〜国♪」昨日チェリッシュが久しぶりにテレビで歌っていました。駐在所の机の上でテントウムシがサンバしています。
◎(アネモネ)取り合わせがいいです。
泰山木錆びて和田式暗記法 餡子
〇(宙虫)和田式ってどんな暗記法なんですか。錆びては余計かな?妙な取り合わせがいい。
修験者や青葉の陰に泉湧き 徹
花ざくろ舗道のかげにわく疑念 宙虫
不揃いな藤房夫にふと疑心 餡子
○(アネモネ)「ふと疑心」の疑い深さが面白い。
綿菓子のざらざら太る夏の雲 典子
○(餡子)どこで切れるかによって意味が違ってくる句ですね。なんとなく雰囲気が伝わってくるのでそれもいいかなと。
○(徹)一見不似合いのような擬音語がかえって「夏の雲」にマッチしていると思い
ます.
○(珠子)綿菓子が「ざらざら」太るには共感できないのですが、なぜかいつまでも気になり「ざらざら」の不協和音につられて○です。このごろの合唱の編曲、わざと不協和音ぽくしておしゃれにしているものが多い気がします。ここで発言するのは自信もなくちょっと勇気がいりますが、オバサンアンサンブル(トリオ)歴8年です。
○(小玲)面白い!綿菓子ってざらざらと夏の雲のように太るのですね。
○(泉)言われてみれば、綿菓子は夏の雲に似ていますね。「ざらざら」は、面白い表現だと思います。
桑の実や裳に咳く背にも闇の湧く 吾郎
◎(餡子)背中に闇が湧くというのが神秘的でいいと思いました。
太陽の季節や乙女恋の紅 小玲
○(典子)現東京都知事の石原慎太郎の小説「太陽の季節」を思い出します。虹は乙女の恋の色の七変化でしょうか。
ガス田は国境の下梅雨に入る 泉
卯の花や川面に朝の靄が湧く 珠子
○(幹夫)分類では視程が1km未満のものが霧、1km以上10km未満のものが靄である。霧には至らない靄の中に卯の花の白さだけが目に飛び込んでくる。「卯の花腐し牛の屁を放きまた臭し」
○(アネモネ)時代劇の一場面のよう。きれいな景です。
泉湧く地震(なゐ)の悲鳴を消すやうに 幹夫
ほうたるの闇を明るく湧きあがる アネモネ
○(泉)蛍が一面に飛ぶ様は、このような感じですね。
遊ぶだけ夜を遊んでハンモック アネモネ
◯(吾郎)リズムがいい、季語はやや理に落ちるが。
定年となりて始める田植かな 泉
〇(宙虫)けっこう多いそうですね。定年後、畑や田んぼをやっているひとたち。
茄子漬けの箸裏返す嫁の里 幹夫
◯(吾郎)里の風習ですか、ちょっとした驚きがいいかも。
◎(徹)嫁の実家での心づかいが身に沁みるよい句と思います.
◎(小玲)やっぱり嫁の里では少し遠慮がちなのでしょうか。光景と作者の心情が思い浮かびます。
〇(宙虫)緊張も見えますね。面白い場面です。
六月やすずめに散らすご飯粒 珠子
キスが眠らせる許せラムネが好き 吾郎
○(珠子)「許せ」はどっちにつながるのでしょうね。この「許せ」は主人公の個性をばっちり表していますね。作者もこういう個性をお持ちなのではと思った次第。
万緑や邪馬台国の大古墳 徹
◯(吾郎)なんだか大仕掛けのスペクタクル感が好き。
◎(幹夫)此所和泉市の近く仁徳陵古墳がある。そのを時代を300年ほどさかのぼり、魏志倭人伝にある女王卑弥呼の邪馬台国の場所は畿内説と九州説など所々の学説があるが実際は何処だったのだろうか。「万緑」「邪馬台国」「大古墳」とスケールが大きい語彙を並べた大胆さが良い。「夏草の墳丘覆ふ皇子の墓
(選外)(泉)スケールの大きな俳句ですね。まさに日本の曙です。
梅雨の月かかげ更地となる生家 餡子
◎(吾郎)その工事中を見ている切なくも茫洋とした時間がいいな。お見事。
○(徹)なくなってしまう生家への感慨を梅雨の月にかけて淡々と詠っているのが印
象的です.
○(珠子)私の実家もつい最近一時更地となりましたので共感。最近、身内に新築が続き見せてもらっての疑問。エコってどこの世界?!こんなに快適で、子どもにこれからの世を生き抜く力がつけられるの?!ということ。おっと俳句からずれました。
○(幹夫)霞がかかってにじんで見える「梅雨の月」と時代の流れか思い出が詰まった生家が更地となってしまう切なさがマッチしている。「かかげ」は別の動詞もありそうな。「淡海に戻る舟あり梅雨の月」
◎(宙虫)更地という言葉。その土地の前進の姿をおもい浮かべます。
眼圧が足りない午後の泰山木 宙虫
スリッパの音の軽やか夏めきぬ 典子
○(徹)私の好きなスマートなジャンルの句です.もう少し工夫なさるともっと良く
なる・・・・僭越な言い分ごめんなさい!かたなんでしょうね。
○(小玲)スリッパの軽やかな音と「夏めきぬ」の季語がピッタリです。
○(アネモネ)いかにも夏めく!ですね
プールサイド私の彼氏眉太し 小玲
○(典子)もうじき海開き、プールもいいですね。御自慢の彼氏ですね。
★★★♪
お待たせしました。
結果発表です。
今回初登場の徹さん。
これからも気楽に遊んでいってください。
ここでいい句に出会えたらいいですね。
次回は、また10日前後に発表します。
しばし、ご歓談を・・・・・。
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