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第173回小麦句会投句一覧

 投稿者:宙虫  投稿日:2009年11月 3日(火)10時43分39秒
  女子高のわたし普通科さくらんぼ
長き夜の普通の女を演じをり
黄落の只中普通という安堵
通過待つ案山子と普通列車かな
普段着で見ている刈田をゆく電車
柚子湯して化粧落とせば普通顔
名月や老母ひとりの安普請
普通食林檎のウサギ耳立てる
普遍的愛は晩秋の陽の匂い
神の自負鬱伏せ普通藤の実か
雁や壁に普陀落渡航の図


奇つ怪な石を拝んで七五三
じゃんけんのグーに負ける日鱗雲
初冠雪石の教会扉閉ず
誕生石艶めく並木秋の女
銀杏散る一茶の句碑の朱い文字
トパーズの色に恋せば月の雨
名湯の大理石踏む冷やかに
サファイアのやうな乙女の恋の秋
水晶の採れし谷間や照紅葉
懐炉持て強いる軽石て脆いか
柱状節理の渓は落鮎から暮れる


きらきらと日照雨来てをり文化の日
穂すすきを切って真昼のある入水
スカートの下はブルマー運動会
綿花散り芒空き巣スリ痴漢め
姦しき女ばかりの月見かな
風誘う三角点に松虫草
残業を終えて無月のほの明り
檸檬一顆掌に失楽の詩のページ
馬を曳く武人の埴輪黄落期
口角を上げる訓練鳥渡る
紫が好きなわたしの冬支度

★★★★
選句要領

特選◎1句
並選○3句

いつものようにコメントをつけて、宙虫へメールでお願いします。
もちろん選外評も大歓迎。

締切 11月8日(日)24時

急に寒くなってきました。
このままずっと寒いわけではないのでしょうが。
やはり冬はやってきますね。
今日は、コメントを書きながら、もう冬の気分でいます。
皆さん、気温の変化に気をつけて、次の結果発表でお会いしましょう。
 

第173回小麦句会告知

 投稿者:宙虫  投稿日:2009年10月28日(水)00時26分45秒
  再度掲載します。
ただいま次回句会の兼題等告知しているところです。

兼題    「普通」と書いていましたが「普」のみで考えてもらってかまいません。

テーマ  「石」(石の名前など幅広く)

自由題

一句ずつ計三句でお待ちしています。
締切11月1日(日)24時。

メールで直接宙虫あて。
このコメントの投稿者宙虫をクリックしてください。
私宛メールが作成できます。

この句会はどなたでも参加できます。
締切まで時間はありませんが、お気軽にどうぞ。
 

句会告知

 投稿者:宙虫  投稿日:2009年10月26日(月)08時37分56秒
  携帯からお題等をさきに。

兼題    普通
テーマ  石(石の名前など幅広く)
自由題

それぞれ一句ずつ、宙虫あてメールしてください。

詳しくは追って掲載します。
 

お世話になりました

 投稿者:餡子  投稿日:2009年10月23日(金)09時33分41秒
  吾郎さん、お忙しい中取りまとめお疲れ様でした。。
皆さん,有り難うございました。
 

ありがとうございました

 投稿者:珠子  投稿日:2009年10月22日(木)22時27分1秒
  句会のお世話・いつもありがとうございます。
秋が終わらないうちに、ひとつぐらいスカッとした秋の句を作りたいと願ってはいるのですが・・・。
 

ありがとうございました.

 投稿者:ty270410  投稿日:2009年10月22日(木)21時45分23秒
  徹です.
吾郎さん,お疲れさまでした.また,ありがとうございました.
私の句を選び,評をくださった皆様,ありがとうございました.
これからも精進したいと思いますのでよろしくお願いします.
「はらはらと木の実降るなり縄文土器」
宙虫さんのご指摘をいただいたので,国語辞典で調べましたところ,
「はらはら」は花びらのように小さい軽いものに使い,
木の実のような小さい堅いものには「ぱらぱら」とか「ばらばら」を使うのが普通とありました.
この句のもとになった実景では,少なからぬ量のどんぐりが「ばらばらっと」一度に降るように落ちて来たのです.
たしかに「はらはら」は不適切でした.
ご指摘ありがとうございました.
 

今晩は。

 投稿者:幹夫  投稿日:2009年10月22日(木)19時23分51秒
   吾郎さん、第172回の句会の当番ありがとうございました。
 小生、今回は、3句とも、この秋の他薦の中から投稿しました。
 特に、自由題の「秋蝶のつかず離れず象の耳(幹夫)」の句は、読売俳壇(10月12日(月)読売新聞朝刊)で小澤實先生から特選(1席)をいただいたものです。
 

ご苦労様でした

 投稿者:  投稿日:2009年10月22日(木)16時47分10秒
  吾郎さん、句会当番のお役目ご苦労様でした。今後とも、よろしくお願いいたします。  

第172回小麦句会選句結果

 投稿者:gororin  投稿日:2009年10月22日(木)08時49分24秒
編集済
  おまたせしました。
選句結果です、
ごゆるりとどうぞ。

「力」
力走の夏美三等運動会   小玲
◎(アネモネ)夏美ちゃんに応援するひとたちの声が聞こえてきます。
○(典子)夏美ちゃん、駆け足三等、おめでとう。お母さん(お父さん?)にとって「夏美」という命名にもきっと愛着があるのでしょう。娘さんへの深い愛情が感じられる句です。
○(幹夫)お題「力」秋の生活「運動会」。子は力走すればこその見事三等賞であるとの喜びの佳句。別件であるが、16日、ロンドンで行われた体操世界選手権、男子内村航平(20歳)金メダルは勿論、個人総合(女子)で、鶴見虹子(こうこ)(17歳)が43年ぶりに日本女子で個人総合で表彰台に立った銅メダル獲得は快挙である。「運動会扁平足は親譲り(幹夫)」小生、毎週の3km走15分切りが当面の目標です。

泣き虫のガッツポーズや草角力  幹夫
○(小玲)日ごろは泣き虫の児も草角力では力発揮、たくましさに喜びを感じるひとときです。
◯(アネモネ)このガッツポーズいいなあ。戸惑いの表情が確信に変わっていくのがみえます。

はうれん草茹でて女の力瘤  典子
○(泉)ほうれん草を茹でて絞る、力が必要でしょうね。
○(餡子)大鍋に茹でものをする時は意外と力がいるのです。いつの間にか力瘤も固くなります。でもこのごろ、ちょっとぺにゃぺにゃになってきました。ああ〜〜〜。

立合の力士一瞬稲光  泉
○(典子)主人も同居の義母も私も、3人とも、大の相撲ファンで、因みに私は朝青龍関かなあ。力士の立ち合いも稲光も一瞬の出来事、思わず力が入りました。
○(珠子)余計なもののないシンプルな表現、二物の取り合わせに惹かれました。稲光は一瞬に決まってはいますが・・・。
(選外)(幹夫)お題「力」秋の天文「稲光」。力士の立合の鋭さと稲光との取り合わせが填っている。数年前、私は、3年間の母校勤務で相撲部の部長を体験し、国技館にも何度か行った中、我が後輩達に比し、日体大や明大の選手の体格と強さには、圧倒されっぱなしだった。大相撲では、私は、生来ガチンコの貴乃花が好きである。「眠りたる湖のしじまに稲光(幹夫)」エエエ秋の夜、遠い空に音もなく稲光が走る時、稲が実ると古くは信じられていたそうです。

紙の力士の四股名は輪島そぞろ寒  アネモネ

芋煮るさキリン眼力猿にも胃  吾郎
◯(アネモネ)「猿にも胃」で決まり。さぞ丈夫な胃なんだろうと想像します。
○(宙虫)芋がおいしい季節になりました。キリンも猿も旬がやってきたことわかっているんですね。

梨をもぐ白きかいなに力瘤  徹

どんぐり落つ力石徹的街角  宙虫
○(餡子)力石徹的街角という視点・・・たまらないです。いろいろ想像できそう。
(選外)(泉)力石徹、懐かしい名前ですね。どの様な街角でしょうか。
(選外)(幹夫)お題「力」秋の植物「どんぐり」。力石徹はあしたのジョーこと矢吹丈にテンプルを打ち抜かれ、どんぐりが落ちるように前のめり倒れ死んだ。「「団栗のお池に填つて浮いたまま(幹夫)」〜〜どじょうが出て来てこんにちわ。泥鰌鍋は夏の生活季語だ。

鳥渡る村社に苔の力石  餡子
◯(アネモネ)いい景。村社の「村」がないほうがいい。「社(やしろ)に苔の力石」。
○(徹)鳥渡る秋になると苔が美しくなります.その美しさを力石に見るとはすばらしいと思います.
(選外)(幹夫)お題「力」秋の動物「鳥渡る」。苔の生えた力石だから、当分力試しにも使われたことがないのだろう。重たい力石の上に渡り鳥の軽さとの対比が佳い。「前衛のすこし離れて渡り鳥(幹夫)」

靴底の弾力バッタの背にバッタ 珠子
○(幹夫)お題「力」秋の動物「バッタ」。リズム佳くオンブバッタの力強さが詠まれている佳句。「片足のもげし飛蝗も真直ぐに(幹夫)」エエエ経験は、バッタではないのですが、喫煙所で片足のもげた蟋蟀を拾い、抓んで逃がしてあげました。



「果物関連」
ベトナムのドライフルーツ色鳥来  アネモネ
(選外)(幹夫)テーマ「果物」秋の美しい翼をした「色鳥」。レーズン、パイナップル、アンズ、プラムetc.とは、ベトナム定番のおやつ、カラフルなドライフルーツとの取り合わせが面白い。「色鳥の馬の背中に糞一つ(幹夫)」

島原の有の実育ち子守歌  典子
○(珠子)梨と子守唄。歌詞をうまく取り入れていると思います。日本の子守唄は子守さんの辛さを歌ったものが多く好きになれません。シューベルトやタウベルト・モーツアルトの子守唄には「眠れ眠れ母の胸に」「いとし子よ眠れよや」「眠れよい子よ」などと、母が吾子をいつくしむ訳がついていますがそれが自然ですね。
○(徹)梨実る静かな島原の町並みに子守歌が聞こえてくる情景,ほのぼのとした懐かしさにあふれています

丘一つ香りに包む葡萄園  徹
◎(泉)スケールの大きな俳句だと思います。
○(小玲)ブドウ大好き。丘一面の葡萄園に実る葡萄の香りが伝わってきます。
◯(吾郎)香りの景として、スケール感が気もちよい。

つながらぬ記憶どこぞで落ちる柿  餡子
◯(吾郎)どこぞで・・に一票。弱いのよ、これ。
○(宙虫)落ちる柿は見えていないのに、記憶の欠落部分に落ちているような、ちょっとした衝撃。

柔肌の吾は乙女の林檎汁   小玲
◎(幹夫)テーマ「果物」秋の植物「林檎」。妖しさがとても佳い。「そばかすの少女恋して林檎汁(幹夫)」エエエ栄養満点の林檎汁です。

点鼻薬一吹き柿が赤くなる  珠子
(選外)(幹夫)テーマ「果物」秋の植物「柿」。取り合わせに笑ってしまった。「渋柿の食はぬものなり治部の少(幹夫)」エエエNHK大河ドラマ「天地人」で石田三成ファンになりました。

雨ばかりではない雨午後の黒葡萄  宙虫

台風や摘み取る色のまだ青く  泉
(選外)(幹夫)テーマ「果物」秋の天文「台風」。以前は、台風が来ても「落ちない林檎」とかのキャッチフレーズで受験生に大人気。先日台風18号来襲前、青森のリンゴ園で
早めに摘み取る様子が放映されていた。中句を「摘み取る林檎」としなかったのは2重季語を避ける工夫、「青く」で十分「林檎」だと読み取れる。「十八はエースの証し颱風来(幹夫)」エエエ昭和34年9月26日の伊勢湾台風にも匹敵するほどの10月8日の大型台風18号の列島上陸でしたが、それほどの被害ではなく良かったです。

梨狩やガイドに一個持ち帰る  幹夫

駅に烏瓜在りうすらかに消え  吾郎
◎(餡子)烏瓜が蔓まっている駅ですから、都会ではないですね。うすらかに消え・・秋の深まり行く感じが出ていていいですね。
○(泉)回文と思わせない、見事な回文ですね。



「自由題」
水戸さまの奥のお庭の松手入  アネモネ
○(典子)水戸偕楽園の松手入れでしょうか。去年までの1年間は、転勤族の主人に着いて、茨城県水戸市のお隣のひたちなか市に住んでおりました。掲句、上品な言葉が美しく、綺麗に剪定された松の枝に合っていると思います。

伝言板外されし駅小鳥来る  餡子
◎(吾郎)季語がいい。景もいい。無人というか過疎そいうか、鄙びた感満点。
○(泉)恐らく田舎の無人駅でしょう。「小鳥来る」良い光景だと思います。
○(珠子)いつだったか「伝言板を外します」という駅のお知らせを見て時代を感じました。「小鳥来る」の季語が効いていますね。
○(徹)人の気配も少ない,掲示板まで外された駅に秋の小鳥が来ている風情,心に響きます.
(選外)(幹夫)秋の動物「小鳥来る」。近頃駅の伝言板はすっかり見かけなくなりました。駅に来る小鳥が似合っている。「人去りし浜を好みて小鳥来る(幹夫)」

芒がな聞いた寝た息長きキス  吾郎
○(餡子)ススキが原での純愛映画でした。

愛しさを天の舅に秋茄子  典子
○(小玲)仏壇へのお供えの秋茄子でしょうか。美味の「秋茄子は嫁に食わすな」ですね。お舅さんを偲ぶ気持ちが伝わってきます。

石段に下駄を鳴らして秋祭  小玲
◎(典子)軽快に石段に鳴らす下駄の音は、秋祭りに行く作者の喜びそのものです。
(選外)(幹夫)秋の行事「秋祭」。下駄の音効果で、何とも楽しそうな秋祭が詠まれている。「提灯に吾が氏も記され秋祭(幹夫)」

臆病風強し芒の風の中  珠子
○(幹夫)秋の植物「芒」。臆病風と風の中にある芒との取り合わせがとても佳い。「露天湯の芒の向かう母子の声(幹夫)」…昨年8月、転入した私の歓迎会は近くの「弥生の湯」という温泉ホテルでしてもらいました。

秋蝶のつかず離れず象の耳  幹夫
◎(小玲)象さん、耳がくすぐったそう。大きな象の耳につかず離れず秋蝶が飛んでいる様子がとてもよく写生されています。
◎(珠子)大きな象(それも耳)と小さな蝶がつかず離れずという、絶好のタイミングを切り取ったところに拍手!
◯(吾郎)つかず離れずが、ちょいと饒舌だが、耳との対比やよし。

草もみじ踏んで背にする天守閣  宙虫

ふかし藷母と昔の話かな  泉
◎(徹)サツマイモのふかし藷,戦中・戦後を母としみじみ語りあう,苦労も多かったであろう積もる話も藷の暖かい甘さで今は淡々と語ることができる,そんな人生の一こまを詠った優れた句と思います.
○(宙虫)オーソドックスさに思わずいただきました。

はらはらと木の実降るなり縄文土器  徹
◎(宙虫)「はらはら」が木の実が落ちる気分なのか疑問だったけれど、縄文土器との取り合わせでそんな気がする。

http://blog.goo.ne.jp/gororin_1956

 

第172回小麦句会投句一覧

 投稿者:gororin  投稿日:2009年10月16日(金)00時12分34秒
  「力」
力走の夏美三等運動会
泣き虫のガッツポーズや草角力
はうれん草茹でて女の力瘤
立合の力士一瞬稲光
紙の力士の四股名は輪島そぞろ寒
芋煮るさキリン眼力猿にも胃
梨をもぐ白きかいなに力瘤
どんぐり落つ力石徹的街角
鳥渡る村社に苔の力石
靴底の弾力バッタの背にバッタ


「果物関連」
ベトナムのドライフルーツ色鳥来
島原の有の実育ち子守歌
丘一つ香りに包む葡萄園
つながらぬ記憶どこぞで落ちる柿
柔肌の吾は乙女の林檎汁
点鼻薬一吹き柿が赤くなる
雨ばかりではない雨午後の黒葡萄
台風や摘み取る色のまだ青く
梨狩やガイドに一個持ち帰る
駅に烏瓜在りうすらかに消え


「自由題」
水戸さまの奥のお庭の松手入
伝言板外されし駅小鳥来る
芒がな聞いた寝た息長きキス
愛しさを天の舅に秋茄子
石段に下駄を鳴らして秋祭
臆病風強し芒の風の中
秋蝶のつかず離れず象の耳
草もみじ踏んで背にする天守閣
ふかし藷母と昔の話かな
はらはらと木の実降るなり縄文土器


★★★
選句要領
特選◎1句
並選○3句

締切 10月20日(火)24時

吾郎あて直接メールで。

http://blog.goo.ne.jp/gororin_1956

 

第171回小麦句会告知

 投稿者:吾郎  投稿日:2009年10月13日(火)07時07分19秒
編集済
  第171回小麦句会告知


お待たせしました!
今回は吾郎が当番をやらせていただきます。


★★★★
告知です。

兼題「力」(漢字の「ちから」です)・・・1句
テーマ「果物」関連・・・1句
自由題・・・・1句

「吾郎」あて直接メールで投句してください。
goro1956@lily.ocn.ne.jp
(投稿者:吾郎をクリックするとメールができます。)
投句の際は、句のあとにお名前をつけ加えるのをお忘れなく。

締切 10月15日(木)24時

自由参加型の小麦句会
どなたでもウェルカムです!

http://blog.goo.ne.jp/gororin_1956

 

ありがとうございます!

 投稿者:ty270410  投稿日:2009年10月11日(日)21時25分41秒
  徹です.
宙虫さん,お疲れ様でした.ありがとうございます.
皆さまの句を拝見して勉強させていただいております.
今後ともよろしくお願いします.
 

お疲れさまでした

 投稿者:餡子  投稿日:2009年10月11日(日)21時17分28秒
  宙虫さん、いつもお忙しい日々のなか、取りまとめありがとうございます。
お題は難しいですね。でも、みなさんの目のつけどころがいろいろとあって読むのが楽しみです。
 

ありがとうございます。

 投稿者:幹夫  投稿日:2009年10月11日(日)20時50分34秒
  俳句を通じての皆様との出会いを感謝しています。
自分史を自分自身に恥ずかしくないよう詠んでいきたいと思います。
 

ありがとうございました

 投稿者:珠子  投稿日:2009年10月10日(土)12時34分59秒
編集済
  お題との相性は自分でもわからないものですね。
自分の句のでき不出来は別として、いつも楽しませていただいています。
お忙しい中、いつもありがとうございます。
 

ご苦労様でした

 投稿者:  投稿日:2009年10月10日(土)00時03分56秒
  宙虫さん、句会当番のお役目ご苦労様でした。今後とも、よろしくお願いいたします。  

第171回小麦句会結果発表

 投稿者:宙虫  投稿日:2009年10月 9日(金)21時31分47秒
編集済
  搾乳衣牧場の柵の霧しずく   珠子

牧童の聖書読む声秋の夜  餡子

(選外)(幹夫)お題「牧」時候「秋の夜」。今日の家畜の世話を終えた青年が電気スタンドの明かりの下で聖書を音読している情景が目に浮かぶ。「秋の夜の厨で皿を洗ふ音(幹夫)」・・・草に露が降り、虫が鳴き、月が澄みわたる秋の夜です。

草々に伸びて牧舎の夜業の灯  アネモネ

山の牧霧の中より牛下る   徹
○(珠子)「霧の中〔より〕下る」?とは思いましたが。「霧の中牛下る」という牧の情景がいいなあと思いまして。
○(泉)秋も深まってきました。一幅の絵を見ているようです。
○(典子)霧の中から、のそっと牧場の牛が降りてくる様子が詠まれています。

洋梨や苦悶本牧養うよ  吾郎
○(宙虫)リズムだけで充分楽しいし、本牧が出てくるとなにやらドラマがありそう。

真理説く牧師見上げる無月かな  泉

日暮れゆく牧野組合秋あざみ  宙虫

爽やかな牧舎に旭差し込めり  小玲
○(幹夫)お題「牧」秋の時候「爽やか」。牧場の朝、牧舎の窓に差し込む旭の情景の爽やかさが美しく詠まれている。「爽やかな朝立哨に答礼す(幹夫)」・・・一期一会、爽やかな挨拶を心がけたいと思います。

秋高し火国の牧に駒遊ぶ  幹夫
◎(泉)阿蘇山の草千里が思い浮びました。雄大な景色ですね。
◎(小玲)火国は肥の国こと熊本、澄み切った秋空のもと阿蘇の牧場を馬たちが軽やかに駆け回っています。そんな青色や緑色の中の情景をコンパクトに写生し、大きな秋の空と広い牧場、伸びやかで大らかな句です。

牧牛の乳搾る音も秋の声  典子
○(餡子)娘も何年か酪農に関わり,乳絞りをしていました。働いているとこういう風流さは中々感じられなかったようです。癖の悪い牛もいて。蹴っ飛ばされたり、蹴っ飛ばしたり・・したそうです。懐かしい思いで、この句を読みました。
◯(吾郎)のどかの一言。


銀漢や鬼っこ泣いてどんどはれ   珠子
◯(吾郎)たしか旅館の若女将の話だったな、朝ドラは。

流星の街にプラモの組立図  宙虫
○(泉)星空は、確かにプラモの組立図のように見えますね。
◎(吾郎)組立図っていいうのがいいな。

(選外)(幹夫)テーマ「星」プラモデル組立図と秋の天文「流星」との不思議な取り合わせが佳い。「速きこと願う暇なし流れ星(幹夫)」・・・無限の秋の澄んだ夜空です。

深秋の満天星の金貨より  小玲
○(典子)晩秋の星の煌めく素敵な光景です。

(選外)(幹夫)テーマ「星」秋の時候「深秋」。静けさを湛えた秋の夜、満天に星が煌めいている。「恋人のルージュ紫秋深し(幹夫)」・・・恋愛の秋です。「星の金貨」と言えば、彼の酒井法子を想像もし、時事俳句にも読まれる。「のりピーの星の金貨が今も好き(幹夫)」「一年も経てば聞けるぞのりピー語(幹夫)」「ドラッグとかっぱえびせんやめられない(幹夫)」・・・川柳、お粗末。

囁きに耳朶揺れぬ星月夜  典子
◎(餡子)どんなことを囁かれたのでしょうか?死のうかと囁かれた俳人もいましたね。こういうロマンティックな句が作れる作者、何方ですか?
○(宙虫)揺れないのがいいのか揺れるのがいいのか?微妙な迷いがありながらいただきます。

評判の猪料理星一つ  泉

星飛んではと目ゆるびし星座標  アネモネ
○(珠子)私も「星飛んで」で作りたくて悩んだのですが。星座標のはと目のゆるみに目がいくのはさすがです。作者の言葉の引き出しが豊かなのでしょうね。
○(餡子)確かにあの星座表は鳩目でとめてありましたね。懐かしいです。何回
も何回も使ううちにゆるゆるになってきましたね。星が飛ぶというのは流れ星の
ことでしょうか。

児の願ひ七夕竹の天辺に  幹夫
○(泉)子供の純粋な心は、羨ましい気がします。

シメジイスカンダル檀家炊事飯  吾郎
◎(アネモネ)お!ナイスな呪文。呪文はわけのわからないほうが呪文らしい。

銀漢や肩に触れくる手の大き  餡子
○(珠子)ふう〜ん。ご勝手に〜。こういう句をさらりと作るのも楽しいですね。
○(典子)大きな天の川の中、優しく逞しい彼に育まれる愛情に浸っています。
◯(吾郎)ずっしりとした重さもあり。

果てしなき宇宙その果て星月夜   徹
○(幹夫)テーマ「星」秋の天文「星月夜」において、壮大無限の宇宙ロマンが詠まれている。「おうおうと乳房に泣けり星月夜(幹夫)」・・・澄んだ秋の夜空に煌めく星々が美しい。

虫の音をはなれて夜の川に浮く  宙虫
◎(珠子)シンプルさに惹かれました。ボートに寝っ転がって星でも見ているのでしょうか。この場合、虫の音が遠くに「聞こえる」から「はなれて」なのだと思いました。

(選外)(幹夫)秋の植物「虫の音」。「虫の音の・・・」と詠めばまた違う意味になり、夜の川に浮かんでいるのは、仰向けの作者自身なのか、虫なのか、或いは別の物体なのかがミステリアスな中、仰げば静かな秋空が広がっている景を読む。「少年の口笛虫の音の如し(幹夫)」

道草やパートの帰りふかし藷  泉

よもすがら祇園界隈虫時雨  幹夫
○(小玲)「祇園狂い」という言葉があるように京都祇園というと色街ですね。「よもすがら」が妖しく、季語「虫時雨」との取り合わせがユーモラスです。
○(宙虫)祇園界隈がいいですね。よもすがらは、言わずもがなかもしれません。虫時雨だし。

美しコスモスお酢も少し苦痛  吾郎
○(餡子)いちめんのコスモス畑・・お料理に出た酢の物によくこの頃噎せます。年をとったのかなあ。

長き夜や途切れ途切れの感情線  餡子
◎(幹夫)秋の時候「長き夜」。おのれの運命を自問し生命への執着が感じられる佳句。「長き夜や淡きルージュに触れもみて(幹夫)」・・・秋分も過ぎ、日に日に日が短くなってきました。
○(小玲)女性(?)ならではの句です。心揺れ動く秋の夜、自身薄命かもしれないと思いながら、フッと吐息などついて手のひらを眺めている様子が伺えます。

ビルの玻璃空を映して秋の雲   徹

(選外)(幹夫)秋の天文「秋の雲」。ビルディングに一面張られたガラスを「瑠璃」との表現が洒落ている。「志未だ半ばなり秋の雲(幹夫)」・・・日々変わりめく秋の空、秋の雲です。

小麦粉の封を切った日小鳥来る   珠子
◎(宙虫)小麦粉がぱふ!と空中に舞う景。台所にやさしい光が見える。

しどけなく花も終りの曼珠沙花  アネモネ

運動会お尻の大きな男の児  小玲
○(幹夫)秋の生活「運動会」に「お尻の大きな男の児」が可愛く填っている。「被写体のピースばかりの運動会(幹夫)」・・・食欲の秋、読書の秋、恋愛の秋、スポーツの秋。運動会シーズンです。
◎(典子)秋晴れのもと、町内の小学校の運動会は先週の日曜日でした。目のつけどころがいいです。

秋晴れて三国一の花嫁来  典子
○(小玲)「三国一」とは大賛辞ですね。白い角隠しをかぶった花嫁さんを迎えた親族一同の喜び全体が伝わってきます。どうか末長くお嫁さんを大事にしてあげてください。
〇(アネモネ)上五は「秋晴れて」より「豊年や」くらいのほうがおおらかでいいのでは。
◎(典子)秋晴れのもと、町内の小学校の運動会は先週の日曜日でした。目のつけどころがいいです。

(選外)(幹夫)秋の天文「秋晴れ」の下、思いの丈が詠まれてる。「秋晴れていとも容易く三キロ走(幹夫)」・・・スポーツの秋です。


お待たせしました。
秋の夜長、小麦句会でゆっくり楽しみましょう。
皆さん、台風は被害なかったですか?

次回は、吾郎さん出陣です。
よろしくー!
 

第171回小麦句会投句一覧

 投稿者:宙虫  投稿日:2009年10月 2日(金)23時42分43秒
編集済
  搾乳衣牧場の柵の霧しずく
牧童の聖書読む声秋の夜
草々に伸びて牧舎の夜業の灯
山の牧霧の中より牛下る
洋梨や苦悶本牧養うよ
真理説く牧師見上げる無月かな
日暮れゆく牧野組合秋あざみ
爽やかな牧舎に旭差し込めり
秋高し火国の牧に駒遊ぶ
牧牛の乳搾る音も秋の声



銀漢や鬼っこ泣いてどんどはれ
流星の街にプラモの組立図
深秋の満天星の金貨より
囁きに耳朶揺れぬ星月夜
評判の猪料理星一つ
星飛んではと目ゆるびし星座標
児の願ひ七夕竹の天辺に
シメジイスカンダル檀家炊事飯
銀漢や肩に触れくる手の大き
果てしなき宇宙その果て星月夜



虫の音をはなれて夜の川に浮く
道草やパートの帰りふかし藷
よもすがら祇園界隈虫時雨
美しコスモスお酢も少し苦痛
長き夜や途切れ途切れの感情線
ビルの玻璃空を映して秋の雲
小麦粉の封を切った日小鳥来る
しどけなく花も終りの曼珠沙花
運動会お尻の大きな男の児
秋晴れて三国一の花嫁来

★★★
選句要領
特選◎1句
並選○3句

締切 10月7日(水)24時

宙虫あて直接メールで。

あれだけ、雨を待ち焦がれていたのに。
今日は土砂降り。
辟易としました。
明日明後日は天気回復のよう。
来週また崩れるみたいです。
何をしましょうか?
 

第171回小麦句会告知

 投稿者:宙虫  投稿日:2009年 9月26日(土)23時49分48秒
  吾郎さん、ありがとうございます。
きのこ狩り知らない名らし里佳子の忌  吾郎
本当に誰だって忌日がある。
きのことしっくりきて不思議な説得力があります。

幹夫さん、おめでとうございます。
これからもいろいろ麦の誌上でも企画がありますから参加をしてくださいね。
毎月こつこつと巻頭句目指してください。

★★★★
告知です。

兼題「牧」・・・1句
テーマ「星」・・・1句
自由題・・・・1句

いつものように「宙虫」あて直接メールで投句してください。
(投稿者:宙虫をクリックするとメールができます。)
投句の際は、句のあとにお名前をつけ加えるのをお忘れなく。

締切 10月1日(木)24時

この句会はどなたでも参加できます。
初めての方もお気軽に投句してみませんか?
お待ちしています。
 

謝謝。大家晩上好。

 投稿者:幹夫  投稿日:2009年 9月24日(木)21時30分46秒
   先週、俳句雑誌「麦」(10月号)が手元に届き、誌上、インターネット「小麦句会」では、皆様の7月分の句も紹介されていました。
 また、「麦」入会後早速、雑誌中、「原生林」・「地熱集」・「誌上句会(兼題:水)」には拙句も掲載されており、特に、「原生林」では、綾野道江先生に過分な選評をいただき感謝です。
 浅学非才、いつか、当俳句雑誌「麦」冒頭における「今月の一句」に掲載されることを大きな一つの目標に、これからも、当季を詠んでいきたいと思っています。
 

ありがとうございます

 投稿者:gororin  投稿日:2009年 9月22日(火)14時13分44秒
  朴さんのつくづくきのこ飯が好き
泣いてゐるわたしがうつる秋の水
おりおりの花野を語りいる花野
上記、吾郎お気に入り3句。

宙虫様、掲載ありがとうございます。
次々回は遅れない様に(笑)頑張ります。

http://blog.goo.ne.jp/gororin_1956

 

ご苦労様でした

 投稿者:  投稿日:2009年 9月21日(月)11時32分47秒
  宙虫さん、句会当番のお役目ご苦労様でした。今後とも、よろしくお願いいたします。
吾郎さんの句。
「携帯とマウス茄子馬解いた池」
言われてみれば、マウスは小振りな茄子に似ています。機器と自然の対比でしょうか。
 

第170回小麦句会結果発表

 投稿者:宙虫  投稿日:2009年 9月21日(月)09時12分47秒
  戯事に去就を決す長き夜  小玲
◎(幹夫)お題「去」秋の時候「長き夜」の秀句。我が身の処し方、去就を決するきっかけは人様々なのだろう。作者自身の処すきっかけは戯事であり、掲句は時事俳句のつもりではなかったかもしれないが、下野の前自民党総裁に是非聞かせたい一句である。「涙腺の理由なく弛む夜長かな(幹夫)」・・・と拙句は、私のとっての秋です。

去年今日わたしの秋は揺れていた  典子

(選外)(幹夫)お題「去」秋の時候「秋」の乙女心の掲句において、日記帳に書かれている貴方の去年の今日を覗いてみたい。「南北の小窓を開けて秋確か(幹夫)」・・今、部屋を吹き抜ける爽やかな秋の風です。

去嫌手の届く夕日がありぬ   をみなえし

彼岸花風のにおいに過去がある  宙虫
○(典子)過去を背中に匂う彼岸花に心が休まります。
○(をみなえし)なるほど、忘れられない出来事は、においすら記憶から消せません。

(選外)(幹夫)お題「去」秋の植物「彼岸花」の掲句には、妖しげな曼珠沙華こと彼岸花にはきっと妖しげな過去がついて来る。「去年(こぞ)たしか此の坂道に彼岸花(幹夫)」・・・当地泉州に引っ越して来てちょうど1年が経ったところですが、この1年間、辻々に咲いた中では、思わず立ち止まってしまうほどの彼岸花が最も真っ赤な花です。

人去りて浜は寂しき虫の声  幹夫
○(小玲)夏休みも終わり海水浴客の去ってしまった海辺の光景が詠まれています。寂しく聞こえる虫の声に秋の風情を感じます。

天高し宇宙遊泳の夢去来   徹

消去してこれが正解馬肥ゆる  泉

きよろきよろと薯掘り出して猿が去ぬ  アネモネ

コーヒーとコピー機ばかり秋高し  泉

液晶のうらに貼りつく虫しぐれ  宙虫
◎(をみなえし)あぁ、巧いですね。こういう感覚で表現できるのは凄い。現象を自分の感覚でとらえて引出すスキル。実はこれが現実から引出した訳でなく、自分が作り出した現象ならば、それこそ無限大に俳句が広がります。

コピー機の百枚千枚残暑刷る   をみなえし
○(幹夫)テーマ「OA機器」秋の時候「残暑」の佳句。「百枚千枚」と下句「残暑刷る」のWパンチ表現がOA機器の力強さを示す。「墳丘に墓標の一基残暑なり(幹夫)」・・・職場敷地内の志貴皇子長子が眠ると言われる墳墓を、先日、皆で草刈りをしたばかりです。
○(泉)「残暑刷る」は上手い表現だと思います。
◎(宙虫)コピー機の放熱で事務所は残暑どころではありません。全く実感です。

パソコンの調子ままならざる夜長  アネモネ

検索の右手中指鉦叩  典子
○(アネモネ)一生懸命だけれどまだパソコンに習熟していない姿が見えて微笑ましい。

選外(をみなえし)鉦叩が効いていますね。

長き夜も休みを知らぬテレファクス   徹

(選外)(幹夫)テーマ「OA機器」秋の時候「長き夜」の擬人句。テレファックスに託す無人オフィスの夜中の光景を読む。上句は「長き夜の(や)」がいいと思う。「子宝の神は陰茎夜は長し(幹夫)」・・・川崎大師の近くにある若宮八幡宮境内の金山神社には、子宝象徴として陰茎が奉られています。

恋人に絵文字のメール秋灯  小玲
◎(アネモネ)いいですね。絵文字のいきいきとした表情が見えてきます。
○(幹夫)テーマ「OA機器」秋の生活「秋灯」の佳句。絵文字マークはハートに違いなく、「秋灯」との相性が良く、作者の恋心が詠まれている。「新聞上深爪のあり秋灯(幹夫)」・・・綺麗な爪は男の嗜みである。「夜に爪を切ると親の死に目に会えない。」との言い習わしを母に教わったことがあるが・・・。
◎(典子)メールに託す恋人への気持ちが感じられます。

パソコンの傍で鳴きゐるちんちろりん  幹夫


ふるさとの訛懐かし鰯雲  小玲
○(典子)故郷の山形を出て以来、主人に着いての引っ越しはかれこれ20回ほどにもなりましょうか。故里の父母や妹を思い出させていただいた句です。
○(泉)懐かしい故郷の訛、そして鰯雲。気弱な自分を励ますようです。

(選外)(幹夫)秋の天文「鰯雲」との取り合わせの掲句に、岩手県が石川啄木「ふるさとの訛懐かし停車場の人混みの中にそを聞きに行く」の歌を思い出しながら、久しぶりの里帰りで懐かしい訛りにも触れることが出来たいう作者の心境が詠まれている。「鰯雲俺の人生遠回り(幹夫)」

速贄を刺して一声鵙果報   徹

秋刀魚焼く天上見上ぐ眼の白さ   をみなえし

(選外)(幹夫)秋の動物「秋刀魚焼く」の句。ブチブチと焼かれる秋刀魚がよく写生されている。中句「終止形」は、文法的には、1句2切れを避けて「天を見上ぐる」だろうかと思ったので並選にはさせていただなかった。「大方は似た者夫婦秋刀魚焼く(幹夫)」

秋雨や帽子の鍔にやはらかし  幹夫
◎(小玲)鳥打帽だと思いました。被っている帽子のつばという作者にとっていちばん間近で柔らかな秋雨を感じているところがとても素敵です。
○(宙虫)雨と帽子の鍔の取り合わせがなかなかいい雰囲気。「秋雨」がやわらかい?一般論としてやわらかい=「春雨」という感覚なのでは。やや季感に疑問。

朴さんのつくづくきのこ飯が好き  アネモネ
○(宙虫)ほのぼの。味覚の秋。朴さんの表情まで見えて幸せにしてくれます。

窓際も幾年なりや秋海堂  泉

泣いてゐるわたしがうつる秋の水  典子
○(小玲)涙のわけは聞きません。作者の顔が映る水面に揺れていて、季語「秋の水」の詠み方がとても素敵です。
◎(泉)意味は不明なのですが、引き込まれるような魅力があります。

選外(をみなえし)悲しいことだったかもしれないですが、美しかったのでしょう。

おりおりの花野を語りいる花野  宙虫
○(アネモネ)上手い。まったりとしたリズムがいい。
○(をみなえし)大花野が風に鳴っているように感じました。

(選外)(幹夫)秋の地理「花野」を2回使ったことにより、色とりどりに咲き乱れた花野を満喫している様子が詠まれている。「冥土でもこんな花野に埋もれたし(幹夫)」・・・自身、まだ、したい事が盛り沢山です。

★★★「投句遅れちまったyoh!」

兼題・・・「去」
尻さする糸瓜疎い留守去りし  吾郎

テーマ・・・「OA機器」
携帯とマウス茄子馬解いた池  吾郎

自由題
きのこ狩り知らない名らし里佳子の忌  吾郎

★★★
良かったら、この吾郎さんの句にも触れながら、ご歓談ください。
吾郎さんも今回の句会にコメントでもください。
(10月15日の句会当番よろしくお願いします。)

では、皆さんシルバーウィークの残りを楽しんでください。
 

第170回小麦句会投句一覧

 投稿者:宙虫  投稿日:2009年 9月16日(水)23時25分15秒
編集済
  戯事に去就を決す長き夜
去年今日わたしの秋は揺れていた
去嫌手の届く夕日がありぬ
彼岸花風のにおいに過去がある
人去りて浜は寂しき虫の声
天高し宇宙遊泳の夢去来
消去してこれが正解馬肥ゆる
きよろきよろと薯掘り出して猿が去ぬ


コーヒーとコピー機ばかり秋高し
液晶のうらに貼りつく虫しぐれ
コピー機の百枚千枚残暑刷る
パソコンの調子ままならざる夜長
検索の右手中指鉦叩
長き夜も休みを知らぬテレファクス
恋人に絵文字のメール秋灯
パソコンの傍で鳴きゐるちんちろりん


ふるさとの訛懐かし鰯雲
速贄を刺して一声鵙果報
秋刀魚焼く天上見上ぐ眼の白さ
秋雨や帽子の鍔にやはらかし
朴さんのつくづくきのこ飯が好き
窓際も幾年なりや秋海堂
泣いてゐるわたしがうつる秋の水
おりおりの花野を語りいる花野

★★★★★
お待たせしました。
全国大会より帰ってきました。
投句間に合いましたか?

では、いつものように選句をお願いします。
特選◎1句
並選○2句(2句ですよ、2句です。)

締切 9月20日(日)24時

宙虫あて直接メールで。
お待ちしています。
 

ありがとうございました

 投稿者:をみなえし  投稿日:2009年 9月15日(火)21時05分54秒
  みなさま、ありがとうございました。
久しぶりに句会の選句、、、、
不調でしたとは言えないため、
かなり緊張感がありますね〜(笑。

Σ締切、今日ですか、、、頑張ります。
 

締切

 投稿者:宙虫  投稿日:2009年 9月10日(木)11時16分45秒
  締切は九月十五日(火)24時です。

よろしく
 

第170回小麦句会告知

 投稿者:宙虫  投稿日:2009年 9月10日(木)00時23分45秒
  皆さん、そうそうに申し訳ありません。
次回の告知をしまして、全国大会に向かいたいと思います。

兼題・・・「去」1句
テーマ・・・「OA機器」1句
自由題・・・・・・・1句

以上、計三句で投句をお待ちしています。

いつものように、投句と俳号をメールで宙虫あてお送り下さい。
投稿者の「宙虫」をクリックすると、この掲示板よりメールを送ることができます。

この句会はどなたでも参加できます。
お気軽にどうぞ。

では、お待ちしています。

句会のご歓談中お邪魔しました。
 

ご苦労様でした

 投稿者:  投稿日:2009年 9月 9日(水)21時04分58秒
  宙虫さん、句会当番のお役目ご苦労様でした。今後とも、よろしくお願いいたします。  

第169回小麦句会結果発表

 投稿者:宙虫  投稿日:2009年 9月 9日(水)19時57分18秒
編集済
  お待たせ!!
次回告知は、はやめにします。
麦の全国大会に参加する方。
投句して参加すると帰って選句できますよ(笑)



秋深し甲種合格の父を抱く   餡子

愚痴言わぬひとの品格八月尽   珠子

(選外)(幹夫)上・中句と「八月尽」の取り合わせは、差詰め先日衆院選挙における自民党惨敗、多くの大物代議士の落選の憂き目といったところだろうか。今回は、お題「格」の掲句の他、テーマ「くっつくもの」で「乾くまで待つセメダイン八月尽」、自由題「一塵の平和がありぬ八月尽」と、秋の時候「八月尽」を詠んだ句が計3句あった。「海辺もうだあれもいない八月尽(幹夫)」・・・日焼けした子供達も新学期だ。

月白の格子にそよぐ虫のひげ  アネモネ
◎(餡子)こういう本当に微細なものへの観察眼にまず敬服。そしてそれをこのような表記で句に為す力にさらに敬服いたしました。
◎(をみなえし)俳句ですねー、ひげのオチに感動です。
〇(宙虫)人間の作った格子だけれど、人間だけのものではなくて。月と虫のしかもひげとは、行くところまで行きますね。

助さん格さんもういいでしょう秋暑し  小玲
◎(吾郎)あははは、秋暑しが微妙なれど印籠に免じて
○(典子)「控え控え〜この紋所が目に入いらぬか」ですね。「秋暑し」がはまっています。
○(泉)名文句ですが、しかし長寿番組ですね。「秋暑し」分かる気がします。

(選外)(幹夫)お題「格」、上句「助さん格さん」の字余りも許容、毎度・黄門様の発声と「秋暑し」との取り合わせが面白い。毎月曜日夜8時から妻といっしょに見る4ch「水戸黄門」の勧善懲悪は快感。さて、新政権鳩山民主党の霞ヶ関官僚との戦いは如何に?本選句締切日9月7日(月)当日の水戸黄門は奥州・平泉が舞台となる。「表札の傾いてゐる秋暑し(幹夫)」・・・さすがに真夏日ではなくなったここ数日だから、今月の電気代は少しは減少するだろう。

格言のほこりはらっていわし雲  宙虫
○(アネモネ)もう通用しなくなった格言でしょうか、それとも格言カレンダーのことでしょうか。いづれにしても面白い。

(選外)(幹夫)お題「格」秋の天文「いわし雲」。偉人達の格言etc.無意味とも思えた戒めの格言に思わず本質を発見と、読んでみました。「少年の口笛を吹く鰯雲(幹夫)」・・・前途洋々たる少年・少女の未来に幸あれ。
(選外)(徹)新しい酒は新しい革袋に入れよ,とか,格言も同じこと,いわし雲との取り合わせも面白い.

大阪の蝉は別格利休蝉  幹夫
◯(吾郎)別格とまで言うか。このひねりに一票

名月や格差かくれるすべもなく   徹
○(泉)名月の前には、人は皆平等かも知れません。

(選外)(幹夫)お題「格」秋の天文「名月」。名月でさえこの格差社会を無くすことはできないのか。「名月をとつてくれろと泣く子かな(一茶)」・・・小林一茶は晩年好色に目覚めたそうだ。「名月やだんぢりの音が耳に棲む(幹夫)」・・・当地「岸和田だんじり祭」も間近だ。

白蓮や格差を生きるバネとして  泉

良き通貨人格感じ買う月夜  吾郎
○(アネモネ)そう。通貨に描かれた人物にはどんな人なのか解らなくても人格感じますよね。高価であればなお更のこと。

風格の秋明菊や貴船谷  典子

日の沈む鉄格子あり秋の風   をみなえし
○(幹夫)お題「格」の佳句。作者は鉄格子の中にある囚人か、或いは外からそれを見ているの者か。牢獄は西向きに配置され、そこには、うつろいゆくあわれ、秋天文「秋の風」が吹く。「金風に靡きて高き日章旗(幹夫)」・・・「秋の風」を「金風」とも呼び、秋の風は、色としては白にたとえられる。
○(珠子)例えば蔵戸の鉄格子から見た夕焼け。
〇(宙虫)小柳ルミ子が清純なころなんだよな・・・・・。

乾くまで待つセメダイン八月尽  典子
◯(吾郎)八月尽ものではこいつかな
〇(餡子)くっつくまでしばらくじっと押さえていたのを思い出します。夏休みもいよいよ終わる時の家族総出の宿題の工作でしょうか。
〇(宙虫)シンナー系のつんとした感覚が季語に合うかも。

選外(をみなえし)季語の斡旋がお上手です

蠅取リボン名残り吊らるる非常口  アネモネ

選外(をみなえし)夏の季語を利用して秋を謳う周到さ。

草の実をつけて戻りし男の背   餡子
○(徹)背中にびっしりと草の実を付けて帰って来た男,険しいビジネスをこなして帰って来た男と二重写しとなって,趣のある良い句と思う.

背脂な二郎喰う路地列ぶ汗  吾郎

横這が跳んで睡魔が村に棲む  宙虫
○(アネモネ)悪魔が来たりて笛を吹く・・・じゃないけれど怪奇ミステリーのはじまりのような。
◎(珠子)なぜ「村」かなとは思うのですが、横這いと睡魔の取り合わせが自由でのびやか、惹かれます。田んぼの中で育った私にはツマグロヨコバイは馴染みの虫ですし。

二学期の始まり画鋲止め直す   珠子
◯(吾郎)画鋲の下りはいいのだが、もう一息ッジャンプして欲しいな
○(典子)宿題もちゃんと済ませたのでしょう。長〜く、終わってみれば、あっという間の夏休みも終わり、今日からいよいよ2学期の子供たちなのですね。「画鋲止め直す」が素敵です。
○(徹)教室の壁に貼った画鋲を一つづつ押して行く,さあ新学期が始まるぞ,と思いを新たにする情景が良く出ている良い句と思う.
○(泉)新しい学期が始まった。気の引き締まる思い、が伝わって来ます。

(選外)(幹夫)テーマ「くっつくもの」秋の生活「二学期」。几帳面な性格と新学期への意欲が感じられる句。

長き夜や磁石の左右SとN  幹夫
○(小玲)取り合わせから、長〜い夜の二人の何だかを想像しちゃいました。「SとN」の表現が上手です。

(選外)(徹)「磁石の左右」,優れた表現と思う.

秋扇や便箋二枚切手貼る  小玲
◎(幹夫)テーマ「くっつくもの」の佳句。秋の生活「秋扇(しうせん)」が不用になっても手近なところにある扇だとして、取り合わせの便箋が恋文だとしたら切ない。「愛しきや秋扇恋のお下げ髪(幹夫)」
◎(典子)たった便箋2枚に思いの丈を綴りそこには恋慕が詰まっていて、胸キュンの句です。ポストに投函された時の封筒の音が聞こえてきそうです。

縁ありて新酒で祝う披露宴  泉

(選外)(徹)秋は新酒,ほほえましい披露宴がよくうかがわれる.

子ばなれのできない地球秋月夜   をみなえし

虹色の付箋紙貼るや休暇明   徹

(選外)(幹夫)テーマ「くっつくもの」の句。「休暇明」を「夏休み明け」としての秋の生活季語なのだろう。付箋紙の色を紅色としたところが興味深い。

一塵の平和がありぬ八月尽   をみなえし

今日もただ秋の空見て夕暮れる  小玲
○(餡子)どのような情況にある方なのかいろいろと詮索してしまいましたが、嘆きなのでしょうか、諦めなのでしょうか、はたまた悟りなのでしょうか。やや侘しい。
○(典子)女心のように移ろい変わり易い秋の空ですが、今日はきっと穏やかな秋の空なのでしょう。心の安まる句です。

(選外)(幹夫)天文「秋の空」の句。何も考えずポワ〜ンと秋空を眺めている。「白雲の一朶のうすし秋の空(幹夫)」・・・秋の空は千変万化だ。
(選外)(徹)秋の澄んだ空,ただ見えるのでなく,見ている,そこには様々な想いが浮かんでくる,そんなことがうかがわれる.

白妙の羽衣あえか蝉生まる   徹

秋野にてヒリと悟り日手にノキア  吾郎
〇(珠子)「ヒリと悟る日」の舞台の大道具が秋野、小道具がノキア。私にもヒリと悟る日があったばかりで・・・。
◎(宙虫)ノキアって北欧の響き。秋野にどんな電波が届いてくるんだろう?時代です。

選外(をみなえし)ノキアは面白いのですが、「ヒリ」がやや傷?でも、これはこれでツッパルしかないですからね〜(笑。

兄妹の母と語らふ盂蘭盆会  幹夫
◎(小玲)兄妹そろって久しぶりの里帰り、作者は兄それとも妹でしょうか。他界されたお父様を3人で偲んでいるのでしょうね。家族愛が感じられます。

流星を待ちぬ願ひを抱きつつ  典子
○(徹)流星に想えば成就する,成就へのひたむきな想いがよく詠われている良い句と思う.
○(小玲)作者はどんな願い事を抱きながら流れ星が飛ぶかもしれない秋の夜空を見上げているのでしょうか。ロマンチックですね。

宿帳に挟む鉛筆うろこ雲   餡子
◎(アネモネ)なんかひなびた感じがいいですね。紅葉のランプの宿でしょうか。
○(幹夫)秋の天文「うろこ雲」。味のある取り合わせの佳句。婚約中、妻との初めての旅行では、伊豆は川端康成も滞在したという福田屋旅館に泊まった。「淡海にあれよあれよと鱗雲(幹夫)」・・・好きな歌の一つに加藤登喜子が歌った「琵琶湖周航の歌」がある。
○(珠子)どうみても昭和の風景ですが、力みのない取り合わせに惹かれます。
○(小玲)備え付けの鉛筆で住所と氏名を宿帳に記載、窓にはうろこ雲が見えると、ただそれだけのことですが、余韻があります。
○(をみなえし)手なれた俳諧師ですか。宿帳のゴワゴワ感が思い出されます。これはホテルの宿帳ではないですね(笑。

(選外)(徹)夏の喧騒を終えて静かになった帳場,鉛筆を宿帳に挟んで次の客の到着を待つひと時,雰囲気がよくうかがわれる.

天平の池に蓮の花真白  アネモネ
○(幹夫)夏の植物「蓮の花」の佳句。「蓮」を「はちす」と読む調べ。上句「天平の」と下句「花真白」の相乗のインパクト。「泥池に鯉の迅速蓮の花(幹夫)」
◎(泉)仏教伝来に尽くした人々の苦労。日本人の心の中に、仏教は深く根付きました。

かまきりの斧あおあおと獲物待つ   珠子
◎(徹)「斧あおあおと」が活きているすばらしい句と思う.
○(をみなえし)カマキリの斧は斬れるのだろうか?そう斬れるんではなく、あおあおです。

我に来て如何なる気せむ敬老の日  泉

(選外)(幹夫)秋の行事「敬老の日」は9月15日。作者自身が敬老の対象の齢になったという。「けふすこし母に添ゐ寝の敬老日(幹夫)」・・・「親孝行したい時には親のなし」との自省しきり。

缶詰の魚が輪切り銀河かな  宙虫
○(餡子)あります。あります。確かに輪切りですねえ。「銀河かな」がちょっと気になりますが、観点の面白さに一票。
○(をみなえし)ええ銀河です、でもこれを俳句にしてしまうスキル。きゃっかんしゃせーですが、屈折していますか(笑。

(選外)(徹)魚が輪切りにされて入っている缶詰,「銀河」との取り合わせが面白い句と思う.
 

169回小麦句会投句一覧

 投稿者:宙虫  投稿日:2009年 9月 1日(火)23時51分34秒
  秋深し甲種合格の父を抱く
愚痴言わぬひとの品格八月尽
月白の格子にそよぐ虫のひげ
助さん格さんもういいでしょう秋暑し
格言のほこりはらっていわし雲
大阪の蝉は別格利休蝉
名月や格差かくれるすべもなく
白蓮や格差を生きるバネとして
良き通貨人格感じ買う月夜
風格の秋明菊や貴船谷
日の沈む鉄格子あり秋の風


乾くまで待つセメダイン八月尽
蠅取リボン名残り吊らるる非常口
草の実をつけて戻りし男の背
背脂な二郎喰う路地列ぶ汗
横這が跳んで睡魔が村に棲む
二学期の始まり画鋲止め直す
長き夜や磁石の左右SとN
秋扇や便箋二枚切手貼る
縁ありて新酒で祝う披露宴
子ばなれのできない地球秋月夜
虹色の付箋紙貼るや休暇明

一塵の平和がありぬ八月尽
今日もただ秋の空見て夕暮れる
白妙の羽衣あえか蝉生まる
秋野にてヒリと悟り日手にノキア
兄妹の母と語らふ盂蘭盆会
流星を待ちぬ願ひを抱きつつ
宿帳に挟む鉛筆うろこ雲
天平の池に蓮の花真白
かまきりの斧あおあおと獲物待つ
我に来て如何なる気せむ敬老の日
缶詰の魚が輪切り銀河かな


★★★★
またまた今回はたくさんの参加です。
うれしい悲鳴。

選句要領
特選◎1句
並選○3句
いつものようにコメントをつけて宙虫あてメールで送ってください。
投稿者の宙虫をクリックしてもらっても届きます。

選外の句へのコメントもお待ちしています。
(選外)として、コメントしてください。

選句締切 9月7日(月)24時
 

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