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全150件の内、新着の記事から30件ずつ表示します。 1  2  3  4  5  |  《前のページ |  次のページ》 

第165回小麦句会投句一覧

 投稿者:宙虫  投稿日:2009年 7月 2日(木)22時30分29秒
  お待たせしました。
今日の熊本は穏やかな一日でした。
昨日・おとといと激しい雨が続きました。
梅雨の末期なんでしょうが。
前半の雨不足を忘れてしまいました。

では、投句一覧お届けします。
★★★★

夏波の底で聞こえる都市伝説
雲の峰一目散に伝書鳩
伝へ聞く万の叫びや原爆忌
凡人の汗も同じか偉人伝
出航を伝える手旗雲の峰
伝言は大きな文字で夏の駅
小作人の伝えかすむや青田風
伝助や昼間訛る日焼けすんで
でで虫や雨だくだくと幹伝う


白服の車掌のうしろ夕焼ける
涼しさは麻ののれんの真砂女の句
風薫る湿原染めし高嶺花
桑の実や唇赤く手も赤く
白髪うとうと暇秘湯唐辛子
洋館に血染めの軍靴敗戦忌
街暮れてひとのにおいの紫陽花あおい
藍染の浴衣は母の置土産
頬染めて振り返る児や大夕焼


小遣いはサイダー代さハイ和子
あの山は水の感触うつぎ咲く
満天の星のゆらめくキャンプの火
入り婿が綺麗にさばく初鰹
さみだれも傘に楽しく小学生
農耕車優先蛍の里に入る
面取れば少年剣士玉の汗
芙美子忌の芙美子の庭の今年竹
遠雷や馬齢重ねし果てに夢


選句要領

特選◎1句
並選○3句・・・3句ですので、お気をつけて
いつものようにコメントをつけて宙虫あてメールで送ってください。
投稿者の宙虫をクリックしてもらっても届きます。

選外の句へのコメントもお待ちしています。
(選外)として、コメントしてください。

選句締切 7月7日(火)24時 ・・・七夕ですからお忘れなく。
 

第165回小麦句会告知

 投稿者:宙虫  投稿日:2009年 6月27日(土)01時09分27秒
  こんばんは。
今般は、私のひとことでここに参加されていた方の混乱を招いたかもしれません。
結果はどうであれ、この句会は私のものではありません(管理人というか当番の元締めというかそういう半端な立場です。)ので、一個人の意見として話をさせていただいたつもりでしたが。
皆さんの受け止め方はそうではなかったかもしれません。

泉さん、ありがとうございました。
長い間、ここに参加していただいて、今回のコメント、初めて会話をかわしたような気分です。
泉さんのお気持ち伝わりました。

幹夫さん、珠子さん、コメントありがとうございました。

皆さんのおっしゃるとおりなのかもしれませんね。

またここから一管理人(当番)に戻って句会を続けていきます。

★★★★★★
第165回小麦句会告知

兼題   「伝」・・・・・・・・1句
テーマ  「染める、染まる」・・1句
自由題        ・・・・・・・・1句
               計3句

締め切りは7月1日(水)24時。

以上宙虫まで直接メール(nakadayo99@hotmail.com)にてどうぞ。
この書き込みの投稿者の「宙虫」をクリックしても、投句することができます。

この句会はどなたでも参加できます。
では、次は七月。
いよいよ夏本番の声が聞こえてくるころでしょうか?
 

次回句会告知「応急版」

 投稿者:宙虫  投稿日:2009年 6月25日(木)12時30分32秒
  こんにちは。
携帯から書き込んでいます。
夜遅くなったりでみなさんの声にきちんと返事をするタイミングなく次回の句会の告知をする時期になってしまいました。


簡単に兼題とテーマを

兼題 「伝」
テーマ 「染める、染まる」
それぞれ一句ずつ。
ブラス自由題一句。
計三句で投句お待ちしています。

締め切りは七月一日24時。
以上宙虫まで直接メールにてどうぞ。
 

盗作について

 投稿者:  投稿日:2009年 6月23日(火)17時11分27秒
  宙虫さんが改めて、問題提起をされました。「盗作と判断されないですか?」という宙虫さんの疑問ですね。
実は今回も、私は珠子さんのコメントに全く賛成です。「ここでは、仲間に不快感を与えない程度なら自由でいい」私もこの意見には賛成です。
実は私はあまり真剣に、この様な問題を考えたことがありません。俳句を作るのにも、あまり手間ひまは掛けないのです。不真面目だ、と叱られるかも知れませんが、事実なのです。
俳句はわずか5・7・5の17文字ですから、自分が意識していなくても、他人の俳句と同じような俳句が出来てしまう可能性は、むしろ当り前だと思います。

桃が散る午後は緩めのジャズがいい  宙虫

この俳句は、言われてみれば、「舟歌」のフレーズかも知れませんが、問題は宙虫さんの意識、だと思います。宙虫さんは、全く「舟歌」を意識せずに、この俳句を作られた、と思います。結果として、「舟歌」のフレーズに似ていた、という事であり、これは偶然の一致という事になります。従って、盗作にはなりません。それでも「盗作だ!」と言う人はいるかも知れませんが、人それぞれに意見はありますから、結論は「見解の相違」という事になります。

八代節肴は炙った烏賊でいい  小玲

この俳句は、宙虫さんも指摘されているように、舟歌を五七五にまとめただけのものです。舟歌そのものです。しかし、この俳句を「盗作だ」と思う人は、誰もいないと思います。つまり、この俳句は「舟歌」そのものであり、そこに疑問の余地がない、からです。他に類似の俳句が存在する可能性は皆無です。だから「盗作」ではありません。

私は、この様な俳句を作る作者の感性には感服するのですが、小玲さんの意識の中に、「盗作」の二文字は無かったと思います。もし、小玲さんの意識の中に、少しでも「盗作」という意識があったなら、この俳句は投句されなかった、と思います。ただ、このような俳句が投句されるのは、小麦句会が自由な雰囲気、開放性を持っているからだと思います。むしろ、この様な自由な空気を持つ句会の方が珍しいでしょう。

「盗作云々とは全く別の次元で楽しむ」まさに小麦句会だからこそ、可能だと思います。「盗作」は、あくまでも作者の意識の問題であり、結果としての作品には何の関係もありません。結果として、全く同じ俳句が出来たとしても、それは偶然の一致であり、「盗作」ではありません。

私は俳句に対して、あまり真剣ではありません。また、俳句についての詳しい知識もありません。「たかが俳句、楽しければそれで良い」と言うのが私の本音なのです。真剣に俳句に取り組んでいる人たちから見れば、「不真面目だ!」と言う事でしょうが、「木を見て森を見ず」と言う諺があります。何事も一歩下がる、心の余裕が必要でしょう。
 

自由に楽しく

 投稿者:珠子  投稿日:2009年 6月23日(火)11時10分59秒
編集済
  なにはともあれ5・7・5で仲間と遊ぶのは楽しいことです。
ここでは、仲間に不快感を与えない程度なら自由でいいのではないでしょうか。
「八代節・・・」は、私にとって「なあるほど・「代」をこう使ったかあ!」と楽しいものでした。盗作云々とは全く別の次元で楽しませていただきました。
ただし、暗黙のルールのあるような場所に投句するには、それをわきまえるのは当然でしょう。盗作に関しての答えは私にはできません。

しかし

桃が散る午後は緩めのジャズがいい   宙虫

17文字全体に流れる、なんともいえないやわらかいリズムは宙虫ワールドそのもの。
上五を「桃の花」ではなく「桃が散る」と揺らすのは宙虫流であり、中七・下五の「舟歌的?」リズムをさらにけだるくゆるいものにしていると思うのですが。

それにしても、阿久悠&八代節の「舟歌」はすごい歌ですね。
八代節は好きではなかったはずなのですが、心の奥底にしっかりと染み付いているのに気づかされました。
 

こんばんは

 投稿者:宙虫  投稿日:2009年 6月22日(月)23時30分10秒
編集済
  いつもねぎらいの言葉ありがとうございます。
皆さんが楽しんでくれたらそれで充分ですよ。
当番を手伝ってくれるひともいるし。
僕も楽しくやれてます。

あ、それから珠子さん、そのおめでとうは、僕に向けてのものととっていいですか?
いきなりのおめでとうで???となりましたが、僕に向けてのものと受け取って。
本当にありがとうございました。
こうやって皆さんと俳句をやってきたおかげです。

さて、問題提起した件ですが、皆さんの意見に僕も反対しているわけではありません。
皆さんのいうように作者の姿勢は姿勢で僕も認めます。
ただ、僕の疑問に皆さんは答えていないと思います。
フレーズを全くそのまま。
この話に「盗作」という言葉は存在しないのでしょうか?
誰もその点に答えていないのではないですか?
実は僕もこれと同じフレーズをもった俳句を作ったことがあります。

桃が散る午後は緩めのジャズがいい

これでさえ、「舟歌だ。」という声が出ました。
基本に「お酒はぬるめの燗がいい」があったんではないかと思えます。
「緩め」という言葉から導き出されたフレーズだったような気がします。
ぱっと見、なんの関係ないふたつの世界が口にしてみるとなるほど舟歌だったわけです。
問題の句、盗作だという話にならないでしょうか?
「八代節」があるから?
なんだかそんな問題ではないような気がしますが。
この八代節は、「舟歌」そのものを指しています。
ということは、舟歌を五七五にまとめただけのもの。
まさしく舟歌そのものなんだと僕は思うのです。
これを俳句というのなら、「八代節」ではまずいと思います。

俳句的な展開を考えてみました。

「野良猫の明日はあぶったいかでいい」
「炙り烏賊八代はラジオからがいい」

せめてここまでやらなくてはと思いますが。

僕の疑問はぬぐえません。
ですから、もうひとつ質問を細かくしてみたい。
「盗作と判断されないですか?」
この答えのうえに選がなくてはいけないと思います。
(まあ、ここに「盗作だ」と殴りこんでくるひとはいないと思いますが。)

※小玲さん、ごめんなさい。あくまでも、僕にとっては大きなテーマで、いつも悩むところなんです。
僕の勝手な疑問でたたき台にしてしまいましたが、これに懲りないでくださいね。
 

宙虫さん、ありがとうございます。

 投稿者:幹夫  投稿日:2009年 6月22日(月)21時50分16秒
編集済
  宙虫さん、句のまとめをありがとうございます。

八代節肴は炙った烏賊でいい   小玲
 宙虫さんのおっしゃる事のもっともであり、見解も分かれるところだと思います。
 と、句に脚光が浴びること自体、句の存在に敬服です。
 私は、珠子さんと泉さんのコメントに共感の肯定派です。
 選句において「選外」としましたが、現に私はこの句を読むと途端に歌を口ずさみました。
 作者と同様句を読んだ人も当然、阿久悠作詞・八代亜紀が歌う「舟歌」を知っているわけですが、たぶん作者は、全体の歌詞の中で他の歌詞を連想させながら好きな酒を飲みつつ「肴は炙った烏賊でいい」との歌詞に注目したのではないでしょうか。
 改めて鑑賞し、たった上句の独創「八代節」とが案外いいのです。
 

ご苦労様でした

 投稿者:  投稿日:2009年 6月22日(月)17時36分9秒
  宙虫さん、句会当番のお役目ご苦労様でした。今後とも、よろしくお願いいたします。
さて、宙虫さんが問題提起をされました。珠子さんが言われている通り、私も思わずドッキリしました。確かに、指摘されてみれば、その通りです。
しかし、私も珠子さんの意見に賛成です。阿久悠の歌詞を、そのまま俳句にしてしまう、なかなか思い付きませんし、勇気も必要だろうと思います。人それぞれに、多彩な感性がある、と改めて感心しました。
 

ありがとうございました

 投稿者:珠子  投稿日:2009年 6月22日(月)10時04分34秒
編集済
  そして・おめでとうございます!

炙った烏賊の件。
問いかけられてどっきりとしました。
確かに顔をあわせての地元句会なら採っていなかったでしょう。
ここ(ネット)では、句としての完成度だけでなく、もっと自由に、素材の生きのよさや目新しさを優先したくなります。なるほど・こうきたか・・・に真っ先に惹かれます。
炙った烏賊の句では、ネットで歌詞を読み、なんていい歌なのだろうと感動しました。阿久悠に惹かれて○となったことも否定はできませんが、でも、それをひょいと俳句にしようとした作者のやわらかい感性はすてきですよ。
しかし。
宙虫さんの問いかけは、私にとって「もっと自分の芯と対話して選句せよ」という警告となりました。ありがとうございます。
 

盛況

 投稿者:gororin  投稿日:2009年 6月22日(月)02時28分37秒
  ですね、宙虫さま、お疲れさまでした。

下記の件、レディメイドはうまく使わないと冥土送りになる‥‥なんちって。
 

次回告知まで

 投稿者:宙虫  投稿日:2009年 6月21日(日)20時43分34秒
編集済
  どうぞ。
ご歓談のほどを。

ここで、問題提起です。
作者というより、選を入れられた方に質問があります。
「八代節・・・・」の句ですが。
この句のどこに作者のオリジナリティを感じますか?阿久悠のフレーズそのままなんですが・・・。
皆さんの評が、「さかなはあぶったいかがいい」がいいという評なら、阿久悠を褒めているわけです。
じゃ、残る「八代節」(ここしか作者が作った箇所はないことになりますよ。)????
果たして、俳句としていいです。
という評価をしていいんでしょうか?
僕には結論は出せませんが、皆さんで考えてみませんか?


「舟歌」
八代亜紀:歌
阿久悠作詞・浜圭介作曲
お酒はぬるめの 燗(かん)がいい
肴(さかな)はあぶった イカでいい

女は無口な ひとがいい
灯(あか)りはぼんやり 灯(とも)りゃいい

しみじみ飲めば しみじみと
想い出だけが 行き過ぎる
涙がポロリと こぼれたら
歌い出すのさ 舟唄を


沖のかもめに 深酒(ふかざけ)させてヨ
いとしあの娘(こ)とヨ
朝寝するダンチョネ

店には飾りが ないがいい
窓から港が 見えりゃいい

はやりの歌など なくていい
ときどき霧笛(むてき)が 鳴ればいい

ほろほろ飲めば ほろほろと
心がすすり 泣いている

あの頃あの娘を 思ったら
歌い出すのさ 舟唄を


ぽつぽつ飲めば ぽつぽつと
未練(みれん)が胸に 舞い戻る
夜ふけてさびしく なったなら
歌い出すのさ 舟唄を
ルルル・・・・
ルルル・・・・
ルルル・・・・

★★★
素晴らしい詩です。
これが流行った頃、悶々としていた日々がありました。
恋愛ごとではなかったけれど。
それでも、一緒にどっぷりと浸っていましたね。


↓結果発表していますよ。
 

第164回小麦句会結果発表

 投稿者:宙虫  投稿日:2009年 6月21日(日)20時36分17秒
編集済
  こんばんは。
雨が降りそうで降らない。
今、すごく熱風が吹いています。
不快指数ぐんぐん。
梅雨です。
そして、雨が欲しい。
でも、土砂降りだけはご勘弁をと。

それでは、結果発表です。

二代目に父の下がりの浴衣かな  泉

(選外)(幹夫)夏の生活季語「浴衣」の句。どんな職業の二代目かと想像しながらその初代のお父様は勇退はしたもののご健在だと読みたい。「浴衣」という優しい季語で、息子に託す父の子への信頼と父子の絆を感じる。「十五より浴衣の君の美しき  幹夫」は東京に居る愛娘に。

平成の御代ヒロシマの夾竹桃  典子
○(小玲)「御代(みよ)」と片仮名「ヒロシマ」の表現から昭和20年8月6日の被爆と長崎への原爆を経て8月15日の玉音放送を伏し聴く民の心を思い浮かべます。広島の街路樹に広島市の花「夾竹桃」が綺麗に花を咲かせています。

刻まれた累代の墓誌青葉雨  徹

一枚の代田に千の蛙鳴く  幹夫
◎(吾郎)谷間の村だろうか、さして裕福ではないが満ちあふれる自然のエネルギーが素晴らしい‥‥などと。
○(アネモネ)ちょっと上手すぎが難。型にはめてしまったのが損。
◎(小玲)一面に水を湛える大きな代田の中に蛙がびっしり鳴いている光景です。夏季語の「代田」ですからカエルは田んぼの畦に引っ付いて鳴くヒキガエルでしょうか。「一枚」に対し「千」とに句のスケールが拡がりました。
◎(泉)ユーモラスな中にも、圧倒的な生命力を感じます。

(選外)(徹)蛙の鳴き声のかまびすさがよく伝わってきます.

緑陰の村を時代が埋めてゆく  宙虫
○(徹)ここ10年余りの変貌は甚だしいものがあります.よく表現されたいい句だと思います.
○(泉)草深い山里にも、時代の波は押し寄せて来る、という事でしょうか。
◎(餡子)その時代その時代で、村はずいぶんと様変わりしているのでしょうね。分校がなくなり、新幹線が通り、家には家族ぶんの車がおかれ、・・しかし、変わらないのはもっと大きな自然。好きな句です。

白きことくちなしの花雨の闇  泉

(選外)(徹)雨の夜に浮かぶくちなしの白い花,情緒がうかがわれます.
(選外)(幹夫)夏の植物季語「くちなしの花」の句。「白」と闇如き「黒」との対比に注目。そう言えば、渡哲也の「くちなしの花」の歌により「お前」という呼び方も女性への愛情表現の一つだということを知った。「梔子の花の浮き立つばかりかな  幹夫」

八代節肴は炙った烏賊でいい  小玲
○(珠子)流行りましたね。・・・女は無口なほうがいい・・・。こういう時代の雰囲気を大切にしたい方はたくさんいらっしゃるのでしょうが、今を、饒舌にぬくぬくと生きている私にはちょっと苦しい。
○(典子)烏賊を肴に八代節いいですね。主人が隣りで歌ってます。捕鯨船の航海士だった父は石川さゆりファンです。

(選外)(幹夫)夏の動物季語「烏賊」の句。「肴は炙った烏賊でいい・・・・・♪」八代亜紀の歌「舟歌」を思わず口ずさんだ。晩酌の肴に炙り烏賊とはヒット。「黄金色して烏賊釣りの竿の先  幹夫」
(選外)(泉)懐かしいですね。名曲です。

二死満塁代打三振月涼し  餡子
◎(珠子)まず、畳みかけるようなムダのないリズムに惹かれました。逆転を狙って二死満塁に代打・三振。なのに月は知らん顔で涼しげ。季語にもムダがありません。
○(泉)見ている人々は熱狂しても、月には関係のないことです。ユーモラスですね。

(選外)(幹夫)夏の天文季語「月涼し」の句。1試合にただ1回のチャンスしかない代打稼業。絶対場面の二死満塁で打てばヒーローになるはずだったが三振でジ・エンド。最後の空振りを夏の月が涼しく笑っている。「月涼し吾の金子も亦涼し  幹夫」

一代で閉じる覚悟の水を打つ  珠子
○(アネモネ)なるほど。きっぱりした覚悟。

(選外)(徹)潔い水打ちですね!
(選外)(幹夫)夏の生活季語「水を打つ」の句。「一代で閉じる覚悟」と「水を打つ」の取り合わせが密着している。

十薬の花の代官屋敷跡  アネモネ
○(徹)代官屋敷の風情がよく表現されたいい句だと思います.

草取りや君が代が幹槍と柵  吾郎

紫陽花の雨や笑ってから哀し  珠子
◎(アネモネ)季語がきれいすぎ。もっと目線の低い季語にするといいのでは。
〇(宙虫)なにやら続きがありそうな、フェイドアウト気味な下五。おせっかいの虫が騒ぎ出す。

(選外)(徹)笑った後の哀しさ,空しさ,よくあります.さっきの笑いは何だっとのか.
(選外)(幹夫)夏の植物季語「紫陽花」の句。紫陽花には雨が似合う。「雨や」で切れているので笑ったのは作者であり、笑ったあと悲しいのではなく、ものの哀れをしみじみ感じているのだろう。「紫陽花の無比に集ひて滴かな  幹夫」

傘開くまでもない距離花槐  宙虫
○(吾郎)頭のフレーズがいいな。
○(珠子)息子さんか娘さんの家との距離でしょうか。駅やスーパーまでの距離でしょうか。我が家は「飴溶け切らぬS距離」ですね。

(選外)(徹)降りみ降らずみの状況をうまく詠っています.

傘の咲く通学が鬱草の坂  吾郎
○(珠子)入学式の翌日雨が降りましたら、娘が「雨の日も学校にいくの?」と真顔で聞いてきたので、私は仰け反るほど驚きました。考えてみたら、ひとりで傘を差して歩いた経験はなかったのでした。しばらくの間、傘の咲く日が母子の鬱となりました・・・。30年も前のこと。
〇(宙虫)「草の坂」のひとことになんだかじんと。少年はほんとうは雨でも楽しめるんですが。

(選外)(徹)「傘の咲く」という表現,感心しました.
(選外)(幹夫)「草」を夏の植物季語として読んだ。句のとおり通学や通勤には雨はうっとうしいものだから、出勤朝、毎日放送「みのもんた朝ズバッ」のお天気姉さんは、通学児童や行楽、外で仕事をする人達あたりを対象として「今日はあいにく雨模様です。」と言う。一方、雨を恵みとする人も結構多い。八代亜紀が歌う「雨の慕情」の「雨雨ふれふれもっとふれ 私のいいひと連れて来い・・・・・♪」のいいひとの職業は土方だと思う。

久に訪う実家は雨に花空木  徹

十薬の白の極まり雨上がる  餡子

(選外)(幹夫)夏の植物季語「十薬」の句。握ると臭さが取れない舗装のアスファルトさえ貫く通称「どくだみ」こと十薬の白い花はとても美しい。転勤族は「どくだみのやうに生きたし根無人  幹夫」と詠む。

雨垂れの合間に牡丹ひとつ落つ  典子
○(徹)落ちた牡丹へのいとおしみがよく伝わってくるいい句だと思います.

山腹の墓石に雨と夏の菊  小玲
○(幹夫)夏の植物季語「夏の菊」の句。夏雨が墓石を打ち続ける中先祖に菊の花を手向けた。「山腹(さんぷく)」「墓石(ぼぜき)」と何れも音読みのリズムで読んだ。、墓石に打ちつけられる雨が「桜」と共に国花である季語「夏の菊」により美しい光を増している。「ふうわりと考に寄り添ふ夏の菊  幹夫」
○(典子)墓石に当たる雨の音が聞こえてきそうで「夏の菊」の季語で落ち着きます。

木耳の銀の雨音聴いてゐる  幹夫
○(小玲)中国料理には欠かせないキクラゲですね。銀の雨が綺麗で木耳の花の形と「雨音聴いてゐる」とがとてもマッチしています。

雨音のぼつてり重き白菖蒲  アネモネ
○(泉)白菖蒲の咲いている様が、上手く表現されていると思います。
○(餡子)菖蒲園の雨の雰囲気がよく表現されていると思います。

(選外)(徹)「ぼってり」という表現に心を引かれました.
(選外)(幹夫)夏季語「白菖蒲」の句。花菖蒲は日本の代表的な初夏の園芸植物であり、花色には紫・白・淡紅などがある。雨音のことを擬態語「ぽつてり」との表現が面白く共感。「白菖蒲雨のせせらぎも亦白  幹夫」

無数の採寸噴水左脳澄む  吾郎
○(幹夫)夏の生活季語「噴水」の句。散りばむ採寸の噴水を、所謂感性の右脳ではなく論理的な左脳でとらえたことに納得する。回文であって噴水をしっかり写生している。「噴水の赤青黄色散り散りに  幹夫」散りばむ噴水は綺麗で私にとって亡き父との小さい頃の大切な思い出の一つだ。

盲目の青年の弾く夏調べ  小玲
◎(幹夫)「分からない色の黄色は分からない黄色の声は弾んでいるね」という歌は約1年前の日本経済新聞文化欄・生徒の短歌コンクールでの全盲の高校生によるものである。今月妻との婚姻記念日でもあった6月7日アメリカで行われたバン・クライバーン国際ピアノ・コンクールでの辻井伸行さん(20歳)の快挙は未だ忘れがたく、表彰式で栄誉を称えるバン・クライバーン氏から抱きしめられ抱き返した瞬間には妻と共に泣いた。「全盲の青年叩く鍵盤の調べは永遠の光なりけり  幹夫」一首詠む。
◎(典子)題材が素敵です。生まれながらして盲目の辻井さんのコンクール優勝には、賞賛の言葉さえ見い出せないほどです。天性と努力、そしてご両親の愛情の賜物だと思います。一緒に死のうとさえ思ったことがあるという辻井さんのお母さんに、青年は最上の親孝行を果たしました。

(選外)(宙虫)題材がいまを押さえているのですが、その事実を置いただけという弱点があり、ちょっともったいない。

昼の月みるみる垂るる蜘蛛の糸  アネモネ
○(吾郎)取り合わせの妙。いいですね。シルエットがなにか不吉かも。
○(幹夫)夏の動物季語「蜘蛛の糸」の句。空に浮かぶ白い昼の下弦の月を背景に蜘蛛の糸をスピーディーに作るおぞましき蜘蛛とが遠近感で詠まれている。「雨垂れを弾き震えぬ蜘蛛の糸  幹夫」と蜘蛛囲には雨が似合うが、月も似合うと知った。
◎(宙虫)面白い。蜘蛛がどこから降りてくるのか、考えるだけでスリラーファンはぞくぞくします。

(選外)(徹)すばっしこい蜘蛛の動きを一瞬にとらえ,昼の月との取り合わせ,心憎い句です.

少女等のざらつく言葉町薄暑  餡子

(選外)(幹夫)夏の時候季語「薄暑」の句。「少女」との優しい語彙である中、「ざらつく言葉」とは近頃の若者への辛辣な指導であり共感。「赤色の服よく似合ふ町薄暑  幹夫」は女性讃歌。

缶ビール空っぽいささか惚けたか  珠子

(選外)(徹)飄々とした悟りの境地を感じました.

引き絞る弓万緑の中にあり  幹夫
◎(徹)今にも矢が放たれようとする緊張感がすばらしい句と思います.
○(小玲)弓道場にある四方の万緑の中に弓の糸が引かれようとする緊張のその一瞬が感じられます.
○(餡子)さわやかな景ですね。そして緊張の一瞬が伝わってきます。

(選外)(泉)圧倒的な緑の中に、人間の緊張感と集中力が際立って来ます。

浮草の夢に暮しの重さかな  泉

せせらぎに落ちて牡丹は舟の旅  典子

(選外)(徹)牡丹を舟に見立て,落ちても悠々と旅するというのに心を引かれました.
(選外)(幹夫)夏の植物季語「浮草」の句。暮らしの重さは夢か現(うつつ)か。「浮草の終の住処の定まらず  幹夫」
(選外)(宙虫)「牡丹は」で意味が不明になってしまったような。もったいない。川下りしていたら牡丹が川に落ちたという読みにならずに、牡丹が舟の旅をしているという比喩になってしまった。やはりきちんと切るべきでしょう。好きなだけに惜しい。

緑陰の鬼が追われる鬼ごっこ  宙虫
○(アネモネ)リズムがナイスです。
○(餡子)重なり言葉あるいは繰り返し言葉のおもしろさがあります。

(選外)(徹)子供たちに注がれる暖かいまなざしを感じました.

虻飛んで動ぜぬ牛はやはり牛  徹
○(吾郎)ごもっともでございます、モォ〜〜。
○(典子)小さな虻と大きな牛との取り合わせが良いと思います。
〇(宙虫)何も意外性がない展開が意外で意外に面白いかも。

(選外)(幹夫)春季語「虻」の句。確かに大きな牛にはたかがアブ如きのチクリなんて動じることもない。「牛はやっぱり牛である」とに説得力がある。「ざわざわと牛の尻押す新樹かな  幹夫」と詠んでみた。
 

第164回小麦句会投句一覧

 投稿者:宙虫  投稿日:2009年 6月16日(火)23時00分36秒
  お待たせしました。
梅雨にはいったというのに、西日本は全く雨が降りません。
関東のほうはずっと雨みたいですね。
テーマで雨の中の花などと出したのに、そんな景色は何もありませんでした。
では、一覧を・・・・

★★★★

二代目に父の下がりの浴衣かな
平成の御代ヒロシマの夾竹桃
刻まれた累代の墓誌青葉雨
一枚の代田に千の蛙鳴く
緑陰の村を時代が埋めてゆく
白きことくちなしの花雨の闇
八代節肴は炙った烏賊でいい
二死満塁代打三振月涼し
一代で閉じる覚悟の水を打つ
十薬の花の代官屋敷跡
草取りや君が代が幹槍と柵

紫陽花の雨や笑ってから哀し
傘開くまでもない距離花槐
傘の咲く通学が鬱草の坂
久に訪う実家は雨に花空木
十薬の白の極まり雨上がる
雨垂れの合間に牡丹ひとつ落つ
山腹の墓石に雨と夏の菊
木耳の銀の雨音聴いてゐる
雨音のぼつてり重き白菖蒲

無数の採寸噴水左脳澄む
盲目の青年の弾く夏調べ
昼の月みるみる垂るる蜘蛛の糸
少女等のざらつく言葉町薄暑
缶ビール空っぽいささか惚けたか
引き絞る弓万緑の中にあり
浮草の夢に暮しの重さかな
せせらぎに落ちて牡丹は舟の旅
緑陰の鬼が追われる鬼ごっこ
虻飛んで動ぜぬ牛はやはり牛


選句要領

特選◎1句
並選○3句・・・3句ですので、お気をつけて
いつものようにコメントをつけて宙虫あてメールで送ってください。
投稿者の宙虫をクリックしてもらっても届きます。

選外の句へのコメントもお待ちしています。
(選外)として、コメントしてください。

選句締切 6月21日(日)24時
 

お待たせします。

 投稿者:宙虫  投稿日:2009年 6月16日(火)00時51分42秒
  投句一覧は16日深夜の予定です。
いましばらくお待ち下さい。

投句がまだの方、充分間に合いますので。
お待ちしています。
 

今晩は!

 投稿者:ty270410  投稿日:2009年 6月11日(木)22時21分40秒
  徹です.
Googleで俳句掲示板を検索していて,ここに辿りつきました.
俳句雑誌「麦」の句会の一つとは知りませんでした.
お言葉に甘えて,今後も時々参加させていただきます.

初心者ですので,皆さまの俳句を勉強させていただきます.
よろしくお願いします.
 

第164回小麦句会告知

 投稿者:宙虫  投稿日:2009年 6月10日(水)23時53分17秒
編集済
  やはり梅雨はやってきます。
熊本は昨日入梅。
朝から雨でした。
今は小康状態のようですが・・・・。
これからうっとうしいこの季節。
せめて俳句で少しでも爽やかにいきましょう。

では、告知です。

兼題「代」・・・1句
テーマ「雨の中の花たち」・・・1句
自由題・・・1句

締切六月十五日(月)24時

いつものように宙虫あて直接メールしてください。
投稿者の「宙虫」をクリックしてもメール送信ができますので、ご利用下さい。
投句にはお名前をお忘れなく。

吾郎さん、7月15日ですね。お願いしマース。

ご了承ください。
この小麦句会は、俳句雑誌「麦」の句会のひとつです。
「句会報」毎月おひとり一句ずつ麦誌上に掲載させていただいています。

★麦の見本誌をご希望の方は、送料500円を添えて
   〒180-0005「武蔵野市御殿山1-4-14-902 麦の会」へ

もちろん、この小麦句会はどなたでも参加できます。
気軽に参加してみませんか?

ということで、初参加の徹さんものびのびとしていってください。
典子さん、だんなさんの幹夫さんともどもよろしくお願いします。
そして、ご常連さん、負けないようにがんばりましょう(笑)。
 

こんばんは。

 投稿者:典子  投稿日:2009年 6月10日(水)22時53分29秒
  皆様ありがとうございました。  

お世話になりました

 投稿者:餡子  投稿日:2009年 6月10日(水)09時48分25秒
  宙虫さん、取りまとめありがとうございます
お仲間が増えて賑やかになり楽しいですね。
 

ありがとうございました

 投稿者:珠子  投稿日:2009年 6月10日(水)00時19分42秒
  いつもいつもありがとうございます。
腹筋が弱くなるとと俳句も弱くなるなあ・・・と、ヘンなことを感じている今日この頃です。
 

おつかれさまでした

 投稿者:gororin  投稿日:2009年 6月 9日(火)23時23分8秒
  宙虫様、ありがとうございました。
7月に入ったら一息つきますので、当番okです。7/15あたり
 

ご挨拶

 投稿者:ty270410  投稿日:2009年 6月 9日(火)23時09分40秒
  徹です.
宙虫さん,皆さん,はじめまして!
初心者です.よろしくお願いします.
 

こんばんは

 投稿者:宙虫  投稿日:2009年 6月 9日(火)18時53分55秒
  な・な。なんと。
アネモネさんの選句が届いていなかったなんて気づかなかった。
大きな勘違いをしていました。
すみません。こちらこそ。
そんなあわてて(笑)アネモネさん。
息整えて次回に備えてください。
 

ご苦労様でした

 投稿者:  投稿日:2009年 6月 9日(火)14時26分17秒
  宙虫さん、句会当番のお役目ご苦労様でした。今後とも、よろしくお願いいたします。  

すいませ〜ん!選句で〜す!

 投稿者:アネモネ  投稿日:2009年 6月 9日(火)07時16分42秒
編集済
  おはようございます。選句送ったものとばかり思っていましたが思い違いだったようなので慌てて遅らせていただきます。
◎天道虫這わせて和む駐在所
 取り合わせがいいです。
○不揃いな藤房にふと疑心
 「ふと疑心」の疑い深さが面白い。
○卯の花や川面に朝の霧が湧く
 時代劇の一場面のよう。きれいな景です。
○スリッパの音の軽やか夏めきぬ
 いかにも夏めく!ですね
宙虫さん、みなさん遅れてやきもきさせて申し訳ありませんでした。
次回はちゃんとお送りします。
 

第163回小麦句会結果発表

 投稿者:宙虫  投稿日:2009年 6月 9日(火)01時01分58秒
編集済
  和を守る我慢という名の風船  泉

日本の平和続きぬ原爆忌  小玲
◎(典子)世界で唯一の被爆体験国の日本、広島と長崎の方々の哀しみ、戦争で逝ってしまわれた幾万のご冥福を祈ります。戦後の見事な復興を経て平和が続いていることに感謝です。

(選外)(泉)原爆ドームは圧倒的な力で、いつも私に迫って来ます。現在の平和に、感謝を忘れがちになりますが・・・。

山寺の和尚小僧と蝉時雨  典子

茄子一本湯葉一掴み和へて酒  幹夫
○(餡子)茄子と湯葉をあえるなんて乙なお料理ですね。お酒にぴったりです。お料理方法を教えて下さい。
◎(珠子)「うっそー」と思いましたが、豪快な料理とリズム感に惚れて◎。念のためネットで「茄子・湯葉」を検索したら、本当にあったではないですか!おいしそうですね。本当にいい句です。
○(小玲)茄子と湯葉を和えて肴の晩酌ですね。「一本」と「一掴み」という言葉の歯切れとリズムがとってもいいと思います。
◎(泉)「足るを知る」、心の平和に勝る幸せはありません。

余暇寝る日ハワイ平和は昼寝かよ  吾郎
○(泉)昼寝は最高ですね。ハワイで昼寝が出来れば、極楽でしょうか。

泰山木数限られし和定食  宙虫

久々の茶会和むや桐の花  徹

ころころと揺れて和蘭獅子頭  アネモネ

天道虫這わせて和む駐在所  珠子
○(幹夫)天道虫で遊んでいるのが署員だったら暇そうでそれは町の平和の証拠。それとも、迷子など来てお母さんが迎えに来るまで遊んであげているのなら心あたたまる光景だ。因みに天道虫は可愛いけれど害虫だそうだ。「柿の種に似て動かざるてんとむし」
○(典子)「♪ あなた〜とわた〜しが夢の〜国♪」昨日チェリッシュが久しぶりにテレビで歌っていました。駐在所の机の上でテントウムシがサンバしています。
◎(アネモネ)取り合わせがいいです。

泰山木錆びて和田式暗記法  餡子
〇(宙虫)和田式ってどんな暗記法なんですか。錆びては余計かな?妙な取り合わせがいい。

修験者や青葉の陰に泉湧き  徹

花ざくろ舗道のかげにわく疑念  宙虫

不揃いな藤房夫にふと疑心  餡子
○(アネモネ)「ふと疑心」の疑い深さが面白い。

綿菓子のざらざら太る夏の雲  典子
○(餡子)どこで切れるかによって意味が違ってくる句ですね。なんとなく雰囲気が伝わってくるのでそれもいいかなと。
○(徹)一見不似合いのような擬音語がかえって「夏の雲」にマッチしていると思い
ます.
○(珠子)綿菓子が「ざらざら」太るには共感できないのですが、なぜかいつまでも気になり「ざらざら」の不協和音につられて○です。このごろの合唱の編曲、わざと不協和音ぽくしておしゃれにしているものが多い気がします。ここで発言するのは自信もなくちょっと勇気がいりますが、オバサンアンサンブル(トリオ)歴8年です。
○(小玲)面白い!綿菓子ってざらざらと夏の雲のように太るのですね。
○(泉)言われてみれば、綿菓子は夏の雲に似ていますね。「ざらざら」は、面白い表現だと思います。

桑の実や裳に咳く背にも闇の湧く  吾郎
◎(餡子)背中に闇が湧くというのが神秘的でいいと思いました。

太陽の季節や乙女恋の紅  小玲
○(典子)現東京都知事の石原慎太郎の小説「太陽の季節」を思い出します。虹は乙女の恋の色の七変化でしょうか。

ガス田は国境の下梅雨に入る  泉

卯の花や川面に朝の靄が湧く  珠子
○(幹夫)分類では視程が1km未満のものが霧、1km以上10km未満のものが靄である。霧には至らない靄の中に卯の花の白さだけが目に飛び込んでくる。「卯の花腐し牛の屁を放きまた臭し」
○(アネモネ)時代劇の一場面のよう。きれいな景です。

泉湧く地震(なゐ)の悲鳴を消すやうに  幹夫

ほうたるの闇を明るく湧きあがる  アネモネ
○(泉)蛍が一面に飛ぶ様は、このような感じですね。

遊ぶだけ夜を遊んでハンモック  アネモネ
◯(吾郎)リズムがいい、季語はやや理に落ちるが。

定年となりて始める田植かな  泉
〇(宙虫)けっこう多いそうですね。定年後、畑や田んぼをやっているひとたち。

茄子漬けの箸裏返す嫁の里  幹夫
◯(吾郎)里の風習ですか、ちょっとした驚きがいいかも。
◎(徹)嫁の実家での心づかいが身に沁みるよい句と思います.
◎(小玲)やっぱり嫁の里では少し遠慮がちなのでしょうか。光景と作者の心情が思い浮かびます。
〇(宙虫)緊張も見えますね。面白い場面です。

六月やすずめに散らすご飯粒  珠子

キスが眠らせる許せラムネが好き  吾郎
○(珠子)「許せ」はどっちにつながるのでしょうね。この「許せ」は主人公の個性をばっちり表していますね。作者もこういう個性をお持ちなのではと思った次第。

万緑や邪馬台国の大古墳  徹
◯(吾郎)なんだか大仕掛けのスペクタクル感が好き。
◎(幹夫)此所和泉市の近く仁徳陵古墳がある。そのを時代を300年ほどさかのぼり、魏志倭人伝にある女王卑弥呼の邪馬台国の場所は畿内説と九州説など所々の学説があるが実際は何処だったのだろうか。「万緑」「邪馬台国」「大古墳」とスケールが大きい語彙を並べた大胆さが良い。「夏草の墳丘覆ふ皇子の墓

(選外)(泉)スケールの大きな俳句ですね。まさに日本の曙です。

梅雨の月かかげ更地となる生家  餡子
◎(吾郎)その工事中を見ている切なくも茫洋とした時間がいいな。お見事。
○(徹)なくなってしまう生家への感慨を梅雨の月にかけて淡々と詠っているのが印
象的です.
○(珠子)私の実家もつい最近一時更地となりましたので共感。最近、身内に新築が続き見せてもらっての疑問。エコってどこの世界?!こんなに快適で、子どもにこれからの世を生き抜く力がつけられるの?!ということ。おっと俳句からずれました。
○(幹夫)霞がかかってにじんで見える「梅雨の月」と時代の流れか思い出が詰まった生家が更地となってしまう切なさがマッチしている。「かかげ」は別の動詞もありそうな。「淡海に戻る舟あり梅雨の月」
◎(宙虫)更地という言葉。その土地の前進の姿をおもい浮かべます。

眼圧が足りない午後の泰山木  宙虫

スリッパの音の軽やか夏めきぬ  典子
○(徹)私の好きなスマートなジャンルの句です.もう少し工夫なさるともっと良く
なる・・・・僭越な言い分ごめんなさい!かたなんでしょうね。
○(小玲)スリッパの軽やかな音と「夏めきぬ」の季語がピッタリです。
○(アネモネ)いかにも夏めく!ですね

プールサイド私の彼氏眉太し  小玲
○(典子)もうじき海開き、プールもいいですね。御自慢の彼氏ですね。


★★★♪
お待たせしました。
結果発表です。
今回初登場の徹さん。
これからも気楽に遊んでいってください。
ここでいい句に出会えたらいいですね。

次回は、また10日前後に発表します。
しばし、ご歓談を・・・・・。
 

第163回小麦句会投句一覧

 投稿者:宙虫  投稿日:2009年 6月 2日(火)23時17分36秒
  和を守る我慢という名の風船
日本の平和続きぬ原爆忌
山寺の和尚小僧と蝉時雨
茄子一本湯葉一掴み和へて酒
余暇寝る日ハワイ平和は昼寝かよ
泰山木数限られし和定食
久々の茶会和むや桐の花
ころころと揺れて和蘭獅子頭
天道虫這わせて和む駐在所
泰山木錆びて和田式暗記法

修験者や青葉の陰に泉湧き
花ざくろ舗道のかげにわく疑念
不揃いな藤房夫にふと疑心
綿菓子のざらざら太る夏の雲
桑の実や裳に咳く背にも闇の湧く
太陽の季節や乙女恋の紅
ガス田は国境の下梅雨に入る
卯の花や川面に朝の靄が湧く
泉湧く地震(なゐ)の悲鳴を消すやうに
ほうたるの闇を明るく湧きあがる

遊ぶだけ夜を遊んでハンモック
定年となりて始める田植かな
茄子漬けの箸裏返す嫁の里
六月やすずめに散らすご飯粒
キスが眠らせる許せラムネが好き
万緑や邪馬台国の大古墳
梅雨の月かかげ更地となる生家
眼圧が足りない午後の泰山木
スリッパの音の軽やか夏めきぬ
プールサイド私の彼氏眉太し

★★★
お待たせしました。
投句一覧をお送りします。
さあ、選句をお願いします。

選句要領

特選◎1句
並選○3句・・・3句ですよ!!!!
いつものようにコメントをつけて宙虫あてメールで送ってください。

選外の句へのコメントもお待ちしています。
(選外)として、コメントしてください。

選句締切 6月7日(日)24時
 

投句一覧は

 投稿者:宙虫  投稿日:2009年 6月 2日(火)12時32分30秒
  今夜遅くにアップします。
まだのかた時間がありますのでいかがですか?
では深夜に。
 

締切!!

 投稿者:宙虫  投稿日:2009年 5月27日(水)09時56分51秒
  おっと!

六月一日(月)24時

もれとりましたか。
待ってマース。
 

先生!

 投稿者:gororin  投稿日:2009年 5月26日(火)21時38分13秒
  締め切りは?いつでござんすか  

第163回小麦句会告知

 投稿者:宙虫  投稿日:2009年 5月25日(月)22時00分45秒
  なんだか風が強い一日。
日陰は肌寒く感じられました。
でも、これもほんのつかの間。
雨の季節が迫っています。
次回は六月ですね。
皆さんの参加をお待ちしています。

では、告知です。

兼題・・・・「和」1句
テーマ・・・「湧く」1句
自由題・・・1句

以上、3句。
お待ちしています。

いつものように宙虫あて直接メールで投句してください。

また、どなたでも参加できますので、お気軽にメールしてください。
nakadayo99@hotmail.com

お待ちしています。
 

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